彼氏は日本人。彼女はフランス人。

日本人とフランス人の国際カップルの記録

スプラトゥーン2のせいで離婚するのは嫌だ

スプラトゥーン「Splatoon」という火種

この家にスプラトゥーンがやってきたのは、約2年前。

もともと、僕には物欲というものがほとんどない。
穴の空いた靴下とパンツを履き、セロハンテープで修理したメガネで、鼻に赤いへこみを作りながら暮らしているような日本人の一種族なのだけれど、そんな僕にとってさえ、そのスプラトゥーンというゲームはあまりにも面白そうに見えた。

だから僕は、10年ぶりにゲームを買うことにした。

幸いなことに、彼女もゲームが好きだ。
彼女は、幼少から「ポケモン」や「どうぶつの森」や「マリオカート」を遊んで育ったようなフランス人の一種族で、それらの生みの親である「Nintendo」は、彼女が来日するきっかけのひとつでもある。そんな彼女にとっても、そのスプラトゥーンというゲームは面白そうに見えた。

だから彼女も、Nintendoが久しぶりに出したこの新しいゲームを買うことにした。

2人は決してお金に余裕がある種族ではないのだが、スプラトゥーン(というソフトと、それを遊ぶためのハードであるWiiU)を買ってみなイカという話はとんとん拍子に進んだのだ。

Splatoon 2 (スプラトゥーン2)

Splatoon 2 (スプラトゥーン2)

そうして僕と彼女は、人間としてインクの弾をぶちまけてはイカとしてインクの海を泳ぐ国籍不明の一種族になった。

あれから2年。
ここに、ひとつの結論がでている。

僕らは6年の同棲生活の中でたくさん喧嘩をしてきたけれど、そのいちばん多くの原因が、このスプラトゥーンだった!!!!!!

スプラトゥーンで喧嘩する一番の理由

スプラトゥーンで喧嘩する一番の理由。
それは、「負けるとムカつく」ことだ。

対人ゲームなので、勝つときもあれば負けるときもある。
さらに、マッチングシステムがしっかりしており、強い人は強い人同士で、強くない人は強くない人同士でマッチングして対戦するようにできているため、全体の0.1%くらいの最上位層と最下位層以外の勝率は、おおむね5割に収束する。
しかも4人対4人のチーム戦なので、自分が活躍しているのに他の人のせいでチームが負けたように思えて憤るようなことも多々ある。
E-A-R plugs

当たり前のことだけれど、
負ければムカつく。
ストレスが溜まる。
でも、面白いからやめられない。
でも、負けるとやっぱりムカつく。
でも、面白いから勝つまでやりたい。
それなのにまた負けると、もうかなりムカつく。

ところで、勝率が5割で6戦すれば、その中で3連勝か3連敗をする確率は約6割。
勝率が5割で11戦すれば、その中で4連勝か4連敗をする確率は約5割。
コインを何回も投げると案外、同じ面が連続する - Yahoo!知恵袋

スプラトゥーンでは1試合5分ほどの短い試合を何試合も続けて楽しむので、ちょっと遊ぼうと思うと平気で1時間ちょっと経ってしまい、10試合ほどインクにまみれることになる。

つまり、そうして1時間ほど遊んだうちの半分は、運の偏りによって4連勝か4連敗くらいしてしまうのだ。

僕らは2人で交代しながらゲームしているので、1人がプレイしているときに、もう1人はそのプレイを見て楽しんでいる。
そこで、喧嘩が起きる。

「あ、そっちボム見えたから危ないよ」見ている方が、言う。
もし負けが続いてストレスが溜まっているときなら、その一言で喧嘩になる。
「うるさいなあ。分かってたよ!余計なこと言ってくるせいで死んだ!」
「文句じゃなく親切で言ってるだけなのに、そんなに怒らなくていいでしょ!」
「いや、いちいち言わなくていいから!」

こんなことで喧嘩するなんて馬鹿らしい、と思うかもしれない。
僕も書いていて馬鹿らしいなと思うのだけれど、本当にそれで喧嘩になってしまう。

見ている方が何も言わなくても、雰囲気が悪くなって、喧嘩になる。
でも、スプラトゥーンはやめられない。

面白いから。
これは一種の中毒だなあと思うくらいに。

これまでに色んな喧嘩をしたけれど、数としていちばん多かったのは、スプラトゥーンで負けが込んでいたときに起きた。

Splatoon2 (スプラトゥーン2)|オンラインコード版

Splatoon2 (スプラトゥーン2)|オンラインコード版

2017/7/21。
そんなスプラトゥーンの新作が出た。
当然、僕らも購入することにした。

スプラトゥーンというゲームは、面白すぎた。

そのせいでまた喧嘩してしまうかもしれないだろうけれど。
もし同棲生活が破綻して離婚することになったとしたら、そのいちばんの原因として挙げられてしまうかもしれないだろうけれど。

スプラトゥーン2のせいで離婚するのは嫌だ

そうして予約購入しておいたスプラトゥーン2をこのほど遊んでみた。
その感想として思ったのは、「超面白い!」ということと、「これなら離婚せずに遊べる!」ということ。

理由は、「負けるストレスを減らすための配慮の進化」を随所に感じたからだ。

1、音楽
まず、負けたときの音楽。
スプラトゥーン1に比べて、負けたときの音楽が、そこまでネガティブな雰囲気ではない。僕は音楽に詳しいわけではないけれど、1ではもう少し低い暗い音だったのが、2では高く明るい音になっている。もちろん、勝ったときの音楽に比べるとネガティブな音楽なのだけれど、それでも負けたストレスはだいぶ軽減されたのではと思う。

2、戦績表示
次に、戦績表示の項目。
スプラトゥーン1では、敵をどれだけ倒したかというキル数と、敵にどれだけ倒されたかというデス数が表示されていた。これによって、キルとデスを比べるギスギスした雰囲気があった。負けたとき、チームの中で自分のデスが多いと戦犯のように感じてしまうし、逆に自分のデスが少ないとデスの多い味方に対してムカついてしまう。
スプラトゥーン2では、敵をどれだけ倒したかというキル数と、自分がどれだけスペシャルウェポンを使ったかというスペシャル数が表示されている。デスしてしまうとスペシャルウェポンを使うために必要なゲージが減るので、このスペシャル数はデス数と緩やかに結びついてはいる。けれども、その内容が「デス」という後ろ向きでネガティブな項目ではなく「スペシャル」という前向きでポジティブな項目として表現されるのでは、プレイヤーに抱かせる印象やゲームの持つ雰囲気が大きく変わったと感じる。

3、高勝率(高成功率)のモード
最後に、最も大きい進化が「サーモンラン」という新モード。
チーム対抗の対人戦を行う他のモードと違い、チームで協力してコンピュータと戦うこのモードでは、たまにコンピュータに負けてしまうこともあるけれど、勝率(成功率)は5割を大幅に超える。プレイヤーによって変わるのかもしれないが、30戦ほどこなした僕の体感勝率は7-8割近いように感じた。このモードでは、協力して成功することの楽しさを、より多く感じられる。僕はスプラトゥーン1の頃からこういうモードが欲しいなと待ち望んでいた!

このまま僕らが離婚せず幸せに暮らしていけたとしたら、Nintendoには感謝してもしきれない。

追記。
日本では現在、スプラトゥーン2を遊びたくても、そのためのNintendo Switchが品薄状態で手に入りづらい状況が続いている。とはいえ、正規価格より高く売っている転売屋から買うのは嫌だ。
僕らも当初、なかなかNintendo Switchが手に入らずに苦労した。ビックカメラやソフマップに並んで抽選を受けたけれど非当選だったし、入荷がありそうな家電量販店の開店待ちをしてみたがダメだった。折を見てはネット通販の在庫確認をしていた彼女のおかげで、偶然にもアマゾンの在庫が復活したタイミングで購入することができたので、彼女には感謝してもしきれない。
なお、いまもNintendo Switchを手に入れられずにいる人に向けて、比較的に手に入れやすい方法として推奨できるのは、「近所の取扱店の入荷タイミングを聞いてみる」「地方の家電量販店をあたってみる」「海外の知り合いに頼む」だと思う。
そうして手に入れられたら、みんなで一緒に遊ぼう!


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