フランス女性と同棲中

ナンパしたフランス人と同棲する高卒ニートの整理と極論

国際恋愛中の僕が「日本人男性もいける」と思う5つの理由

こちらの記事が話題になっているようです。
国際恋愛中のわたしが「日本人男性と付き合いたくない」5つの理由 - AI TIME

まとめると、「ドイツ人と交際している私に言わせれば、日本人男性は繊細すぎて束縛が強い割に交際をオープンにせず愛情表現もしない。総じて恋人を軽んじるので、私は好きじゃない」というもの。
たしかになあと思うところもある反面、日本人男性として付け加えておきたいと思う部分もあったので、書きます。

紹介

僕は現在、フランス人の彼女と日本で同棲しています。

どんな道のりを歩んだかは、
フランス滞在記 カテゴリーの記事一覧 - フランス女性と同棲中漫画フランス人と同棲中 カテゴリーの記事一覧 - フランス女性と同棲中に書いているので、良ければ読んでみてください。

経験としては、日本人女性とは人並みに付き合ったり別れたりして、たまたま渋谷で見つけた美人に声をかけたらフランス人で、運良く今も仲良くしてもらっているという感じです。
rlee1984.hatenablog.com

フランスでは、交際を始めたら家族や友達にすぐに紹介します。彼女から聞いて驚いたのですが、15歳の彼女が23歳の男と交際していたとき、その男を家に招いて家族に紹介したこともあるそうです。うへー。
もちろん日本にも、同じくらいカップルの受容に積極的な家庭もあるのかもしれませんが、彼女はフランス人の中でもかなりシャイで消極的な方だというので、やはりお国柄の差は大きいのだろうと思います。
また、学生で同棲している人たちも少なくありません。というか僕らの場合も、同棲中の彼女が学生です。

家族行事には恋人を呼ぶのが当然で、彼女の祖父母の結婚50年を祝う金婚式に僕も呼ばれて醜態を晒しました(笑)
フランスで聞いた、50年つづく結婚生活の秘訣/ニートのフランス滞在記⑪ - フランス女性と同棲中

人間の活動ユニットの中心として「カップル関係」がある、カップル文化の国です。

そんなカップル文化に育った彼女と暮らしている身として、日本人男性もいけるんじゃない?と思う理由を書きます。
なお当たり前ですが、日本人男性にも色んな人がいると思いますので、ここからは僕の独断と偏見です。あくまで僕の主観的な経験を書きます。

1、繊細

日本はヤンデレという言葉が生まれるような国ですから、恋愛に関して陰湿になるほど繊細な人が多いようです。
恋人を手に入れるため盗撮、秘密暴露、自殺脅迫、殺人を行うイカれたゲーム - フランス女性と同棲中

ご多聞に漏れず僕も繊細なところがあって、部屋でゴキブリなどの虫を見かけるとウワーと叫んでしまうタイプなのですが、彼女が「怖がりすぎでしょ!」と言いながら冷静につかまえてくれるので安心です。
「また虫が来たら嫌だから殺してよー」と頼むものの、彼女は「殺したら可哀想だよ」と言いながらティッシュからふわりと窓の外へ虫を解き放ちます。そなたナウシカか。
こうして彼女の虫愛づる姫君っぷりを引き出すことができたのは、僕が繊細だからに他なりません。日本人男性も、いける!

2、束縛が弱い

もしかしたら、お互いに異性の友人は認めず、記念日は必ず二人で祝う、みたいな制約をするカップルもあるかもしれませんが、うちは違います。
彼女には男性の親友がいますし、僕も女性の友人と出かけることがあります。もちろん、お互いに少し嫉妬して監視するので、ちゃんと報告しますけどね。
二人の記念日とやらもお互いに覚えていないくらいなので、「じゃあキリがいいから11月11日を記念日にしようか」と勝手に設定したものの二人とも忘れて何もしたことがない有り様です。事後的に気づいた僕が、「そういえば11月11日が記念日って決めなかったっけ?」と言うと、「あ、本当だ。でもだいぶ過ぎちゃったよ」「うーん、じゃあ少し過ぎたけど、交際3年を祝って今日は飲んじゃおうか」「いいねー、するめ買ってこよう!」となりました。するめ、おいしい!

3、交際をオープンにする

はじめて彼女を実家に連れて行ったときの話にも書きましたが、僕はけっこうオープンです。
フランス人と同棲をはじめた - フランス女性と同棲中
「友達と飲んでるときに彼女が来ると面倒くさい」と考える人もいるようですが、そんなの知ったこっちゃない。みんなで楽しくやればいいよ。
相談:お風呂に入りたくありません - フランス女性と同棲中
相談:彼女がトイレをのぞいてきます - フランス女性と同棲中
トイレやお風呂の話も書くし、お互いに嫌だと感じない範囲でオープンにすればいいと思っています。お風呂、めんどくさい!

4、愛情表現をする

彼女と手をつなごうとすると、「なに?私と手を繋ぎたいの?(笑)」と言ってくることがあります。
「ううん、手が当たっただけ。調子に乗らないで(笑)」
「いいよ、無理しなくて。手を繋ぎたいでしょ?恥ずかしがらず正直に言っていいよ、繋いであげるから」
「違う違う、手を繋ぎたいのはそっちでしょ、そんなにたくさん手を繋ぐかどうかの話をしてきて。こっちは気にしてないのに、いっぱい言ってくるなんて。分かった、そんなに手を繋ぎたいなら繋いであげるね、仕方ないなあ」
そう言って、最終的に手を繋いで歩きます。

同じような言い争いが、ハグだったりキスだったりのときにも行われます。その時々に応じて勝敗があり、様々な決着があります。
勝っても負けてもどちらでもいい戦いが、そこにはあります。

5、恋人を大事にする

この一年、朝に家を出て帰りは終電という生活で、彼女と過ごす時間が少ない状態でした。それまで普通にできていた家事もできず仕事ばかりの毎日に。
日本の男性、仕事しすぎで家事しなさすぎ!/ニートのフランス滞在記⑩ - フランス女性と同棲中

その間、彼女は毎日お弁当を作ってくれていました。本当に感謝しかありません。
これからは、もっと二人の時間を大事にしたいと思う所存です。

恋愛をめぐる日本の問題点

ここまで、冒頭リンク先の記事国際恋愛中のわたしが「日本人男性と付き合いたくない」5つの理由 - AI TIMEに合わせて真似して書いてみましたが、やはり個人的な経験を元に国際比較をするのは大変に難しく、どう書いたところでやいのやいのと言われてしまいそうです。上記に挙げた話も、どう見たって個人的な事情に過ぎないので、それを一般化して話すのは難しいだろうというものばかりになりました。

とはいえ、このリンク先記事では概念的な説明が拙いために伝わりづらくなっていますが、日本の恋愛をめぐる事情には少し考慮すべき点があるのも事実だろうと僕は思います。日本は欧米と比べると、中途半端に輸入した恋愛主義(ロマンチックラブイデオロギー)が腐って繁殖しているようなところがあると思うからです。

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かつての日本では、交際相手がいない適齢期のオスやメスに対しては「お見合い」で結婚相手を見繕うという文化があり、結婚とともに恋愛が始まることも多々あったようです。ところが近代以降、結婚へ移行する前段階として恋愛があるのだ自由に相手を選べるのだという恋愛主義を輸入しはじめてからというもの、お見合いという形態は徐々に廃れてしまいました。
その一方で、じゃあ自由恋愛ってどうやるの?どうやって出会い、交際を始めるの?という疑問に対しては、曲がり角でパンを咥えて走る運命の相手とぶつかりましょう、好きだと思っても表立った愛情表現はしないでおきましょう自然と伝わるものなのです、という恐ろしい回答を仕込んだマンガやアニメが氾濫し、現在では「まともな出会いがどこにあるのかわからない」「恋人がいるのは金持ちか美女イケメンだけでしょう」「カップルは爆発しろ」という考えを持つ人が多く生まれています。
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そもそも健全な恋愛市場が成り立つ前提として、出会う機会を作り増やすという意味でのナンパ文化(強く束縛した関係ばかりでなく弱いつながりを多く持つことで出会いのチャンスを増やす)や、交際関係を健全に保つ意味でのカップル文化(交際をオープンにする・積極的に愛情表現をするなど)が必要だと思うのです。
日本には、恋愛を生むためのナンパ文化も成熟していなければ、恋愛を育むためのカップル文化も成熟していない、そうした文化的土壌に恋愛主義の種だけ植えたって、腐ってしまうのは当然だろうと感じます。

その結果、日本は世界的に見ても異常なほど「交際相手のいない独身が多い」国として有名になってしまった。そのために晩婚化も進み、少子化には歯止めがかからない。

問題の解決策、脱出方法

こうした社会的な閉塞状況を急に変えるのは難しいとしても、恋愛をめぐる日本のおかしな状況から個々人が脱出する方法として、いくつかの考え方があると思っています。

対幻想―n個の性をめぐって

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一つは、恋愛主義(あるいはそれに結び付いた対幻想)を捨てること。お見合い結婚で上手く人だって多いのだし、自由恋愛にこだわる必要はありません。そもそも結婚してパートナーと暮らすべきという対幻想を捨てたってかまわない。おひとりさま、上等じゃないですか。正しいおひとりさまは、いちいちカップル文化に目くじら立てません。街中でイチャつくカップルに腹を立てるのは、自分も対幻想に染まっているせいに他ならないからです。
おひとりさまの老後 (文春文庫)

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もう一つは、恋愛主義に応じたナンパ文化とカップル文化を培うこと。最近の街コンや相席居酒屋などのムーブメントはナンパ文化を培う試みのひとつだと読めるし、恋愛工学も(こちらはカップル文化にそぐわないので僕は嫌いですが)その潮流のひとつとして読むことができると思います。なおカップル文化については、日本では目立った動きがまだ出ていないように見えるので、これから培われていくのだろうと僕は考えています。ベビーカー論争はその先にある。この文脈で考えるなら、冒頭のリンク先の記事はそのままナンパ文化とカップル文化を推奨する内容として読むことができるので、この内容を主張したい若者が出てくるのも当然だろうと思って受容することができます。

カップル文化を培う例を挙げるなら、例えばフランスには、若者から老人までのカップルを主人公に、それぞれのカップルの日々の喧嘩の様子を見せるドラマ「SCENE DE MENAGE」があります。カップルってこんなもんだよな、と現実を知る上でも参考になるし、面白い番組です。それに比べれば、日本にあるドラマやバラエティ番組は、交際が始まる前の物語か、もしくは子供ができたあとの家族の物語だけ。交際中のカップルの暮らしをメインに描いた物語がいかに少ないことか。もちろん、カップルを描いた物語が日本に全くないというわけではなくて、例えば「ふたりエッチ」というカップルのSEXをメインテーマにしたお化けマンガなどもあるにはあるのですが(ふたりエッチのマンガはフランスでも大人気です)、でもやはり、カップルを描いた物語の絶対数があからさまに少ない。

ふたりエッチ 67 (ジェッツコミックス)

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そういうわけで今後、恋愛中のカップルをめぐる物語が増えていけば自然とカップル文化が培われていくのではないかと僕は考えていて、その実例を示す目的もあって、このブログでは「惚気ばかり書くクソ、もげろ、死ね」などの罵詈雑言を浴びながらもカップルの生活について書き続けているわけです。

たかが個人ブログでさえ、惚気を書く前には「これから書くのは惚気になってしまうかもしれませんので、嫌な人は読まないでくださいね」という注意書きをするのがポピュラーになっている日本の現状がおかしいと僕は感じていて、交際開始や結婚への祝福の掛け声として「爆発しろ!」という言葉がポピュラーになっている現状が異常だと感じているのです。日本の常識、世界の非常識。もちろん、日本に住んで日本語を使っている以上、ある程度は日本の常識に合わせるべきだとは思いますが、日本がどこへ向かうべきかを想像した上で、現在の日本では非常識に見えることでも、近い将来の日本では常識になっていてほしい態度や方法を採るべきだと考えます。

結論

独り身を馬鹿にして差別するのも好きじゃないけれど、カップルを目の敵にして憎悪するのも好きじゃない。お互い文句を言い合うことなく、好きにやっていればいい。おひとりさまの文化とカップル文化は相容れないものではない。それぞれに矜持をもって、へりくだることなく自由にやればいい。

そういう意味で、冒頭に挙げた記事は、たしかに拙い部分があるとは思うけれど肯ける部分もあって、良い部分だけ拾って前向きに捉えればいいのではと思いました。でも、ネットでの反応を見ると、拙い部分だけ拾って文句をつける人があまりに多いなあと思ったので、この記事を書きました。

日本人男性にも良いところあるし、いけると思う。ただ、それでも諸外国に学ぶべきこともある。日本とか男性とかに限らず、なんでもそう。おひとりさまもカップルも、男でも女でもLGBTでも、前向きに日々改善を進めていけばいいんじゃないかと思う次第です。

参考

なお、冒頭記事を書いた学生ライターの雨宮さんは次のような補足を書いているので、一応リンクを貼っておきます。
寄稿した記事が炎上した。初めて炎上して思うこと - ドイツ発 雨宮の迷走ニュースコレが好きだからアレは嫌いという考え方は誰も幸せにしない - いつか終わるブログ
はてなブックマークのコメントは読む価値がない酷いものも多いので無視して構わないと思いますが、記事として共感や応援も含めて言及している次のようなエントリは、反応の一つとして読むとライターとして雨宮さんのためにもなるのではないかなと思いました。
親切な母親ほど子どもを駄目にする - mini mischief♭
「黙ってても、想いは伝わる」って人多すぎ。ちゃんと言葉で伝えろー!! - 友達は少ない方がいいんじゃない??
もしかしたら、俺、日本人じゃないかも? - ロゴスエモ
コレが好きだからアレは嫌いという考え方は誰も幸せにしない - いつか終わるブログ
恋は盲目 - バカは風邪をひく。
日本人女性が白人男性にモテる理由と、日本の男はモテない話。&どこの国ならモテるのか - F Lab.
せっかく多くの反応が得られたのだから、これを良いきっかけに、めげずに頑張ってほしいものです。

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