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フランス女性と同棲中

ナンパしたフランス人と同棲する高卒ニートの整理と極論

空気を読み過ぎるひとの悩み

コウモリはひとの話を聞くのが好きです。
ひとから相談を受けることも、よくあります。

今回は、これまでに受けた相談の中でも少し面白かったものの話。

コミュ力の高い閲子さん

塾の講師をしていたときの後輩なのですが、彼女は、コウモリが出会った中でも5本の指に入るくらいコミュ力が高いと感じたひとでした。ここでは仮に、閲子さんとしておきます。閲子さんんはいわゆるFラン大学卒なのですが、就職氷河期にも関わらずコミュ力の高さで内定を取りまくっていた子で、入社前から「うちの塾の次期エース」と目されていました。なお、学歴もなければ容姿が優れているわけでもないので、純粋にコミュ力を評価されてのことです。

実際、閲子さんは生徒の人心掌握に長け、入社1年目で全教室中1位の「成績向上率」を叩き出しました。教室数は100以上あり、講師業を10年以上続けているベテラン社員も多数いる中、指導科目のことを何も分かっていなかったズブの素人にも関わらず、です。

コウモリは、そんな閲子さんと同じ教室でアルバイトをしていました。バイトと社員という関係ながら、コウモリの方が先輩だったので、科目内容や生徒の指導法などについてよく相談を受けていました。

閲子さんの相談に乗ると、面白いことがたくさんありました。彼女は検証能力もかなり精度が高く、ちゃんと事後報告をしてくれます。そのおかげで、コミュ力が高いひとの目からは世界がこう見えるんだな、というのがありありと実感できました。自分が見逃していた生徒のサインや心理状態を教えてもらえることも多く、閲子さんの相談を受けるのは、コウモリにとっても役立つことが多くありました。そんなあるとき、職場での人間関係についても相談を受けました。

閲子さんの悩み

要約すると、こういう感じでした。
「あのー、同期のサイトウ君とはいつも仲良くしてたし、今まですごい上手くやれてたと思うんですけど、最近なぜか避けられている気がするんです。どうしてなんでしょうね?」

コウモリはサイトウ君(仮)とは会ったことがないものの、これまでにも閲子さんから話を聞いていたので、ピンときました。ちなみに、恋愛絡みではありません。閲子さんは新卒ながら既に結婚しているし、何よりも恋愛対象にはなり辛い「姉御さん・おばさん」キャラで、サイトウ君とは仕事仲間であり良きライバルであるという関係だったからです。
「それ、上手くやりすぎたんじゃないの? 空気読み過ぎて、妖怪サトリみたいになってたんじゃない?w」
閲子さんは、ただでさえコミュ力が高く、相手の要望にハマる答えをばんばん出してしまうひとです。その彼女が「上手くやれてた」というからには、相当なレベルです。むしろ、そこまで空気を読んでしまったせいで気持ち悪がられたのではないか、とコウモリは考えたのでした。
「妖怪サトリですか?」
「そう。相手の気持ちを見透かしてしまう妖怪。自分の気持ちが全部読まれちゃうのって、すごい不気味でしょ。サイトウ君に、それと同じような気持ち悪さを感じさせてしまったんじゃないかな?」
「なるほどー;他に思い当たるものもないし、たぶんそれですかね。ちょっと対応を変えてみます」

答え合わせ

数日後、閲子さんから答え合わせの報告がありました。
「サイトウ君なんですが、やっぱりコウモリさんの言った通りで、ちょっと対応変えてみたら上手くいくようになりました。うちのお母さんに相談しても、コウモリさんって面白いこと言うねって感動してて、たしかにそういうとこ気を付けないとねって言われましたw お母さんも空気読み過ぎるひとなので、うちら2人の家訓みたいな感じで、よくその話をしてるくらいです」

ちなみに閲子さんは、空気を読み過ぎて話を盛っちゃう部分はありますが、基本的なことに関して嘘は吐かないひとです。だから、母親も感動していて~という件についてはコウモリの機嫌を良くするために多少盛った部分はあるのでしょうが、検証結果については信頼できると思ったのでした。(検証方法についての詳細も聞いたのですが、忘れたので割愛)

コウモリはあまり空気を読む方ではありません。それにも関わらず閲子さんの悩みにヒットする答えが見つけられたのには、理由があります。以前コウモリは、空気を読み過ぎるひとと話していて、自分の心の奥を映し出されたように感じるときがあったのです。そのときは自分自身を受け入れる余裕がないときだったので、「ああ。また褒めてもらってしまった。自分は、そんな返答をさせてしまうような言動をしてしまっていたのか、本当につまんない人間だな。これ以上は気を遣わせてしまわないようにしなきゃいけない」と思うことがありました。そのとき、空気を読み過ぎる返答を目の当たりにすること、それは魔法の鏡を覗き込むようなものだと思ったものです。

空気を読み過ぎる人は、むしろ気持ち悪がられることもある。

妖怪サトリというか、無機質な機械のような冷たいイメージを与えてしまう。

はてなブロガーにもそういう状態に近い方がいらっしゃるような気がしていますが、そう思うのは私だけでしょうか。(※だいたひかる話法)

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