彼氏は日本人。彼女はフランス人。

日本人とフランス人の国際カップルの記録

仲直りするには自分を下げよう。ただし〇〇に注意!

ケンカすると、「自分が上で相手が下というポジション」をとってしまいがち。だから仲直りのときには、このポジションを変える必要があるのかな、と感じています。それによって、相手の「怒りモード」が解除されると思うから。
→参考:「どうしてケンカすると冷静でいられないの?」

そこで、コウモリが考えるポジションの変え方を4つに分けて紹介していきます。
今回は2つ目、「自分を下げる」方法です。
前回の「相手を上げる」方法とセットになっているので、
良ければそちらからどうぞ。

自分を下げる

(1)失敗する
①.またコップ割れたー (> <;)
②.痛ぁぁ! 血が出たー (> <;)
③.考えが足りなかった 、ごめん(> <;)

(2)依頼する
①.悪い、あそこのコップ取って (> <;)  
②.ごめん、傷テープちょうだい (> <;)  
③.ごめん。どうしたら良い?教えて(> <;)

この例も、前回と同じく①→②→③でコウモリが感じるコトバの強さの順に並べています。
①は普通、②は緊急、③はケンカになった重要な所、という感じ。

失敗する

例えばコウモリは不器用なので、いろんな所にぶつかって怪我します。それで「痛い!」と叫んでいると、仕方なく同居人が傷テープ(絆創膏)を持ってきてくれます。それで「ありがとう、助かった」と褒めるのは、自然なので言いやすいです。そのあとなら、「いてくれて良かった。さっきはごめんね」と言うのも、けっこう簡単。

つまり、「自分の失敗→助けてもらって感謝→褒める」のコンボとして使う。

我が家では、コウモリが失敗したときだけじゃなく、彼女が失敗したときも同じようになります。
ウチは貧乏なので、古い6畳1間に住んでいます。網戸もよく外れるし、ブレーカーもよく落ちる。彼女が「網戸外れたー><;」と言うときに網戸をレールにはめ直したり、あるいはブレーカーを上げたり、というのは身長の高いコウモリの役目です。

ケンカの後にそういう事態になったら、「もう腹が立つなぁ」と思いながら役目をこなします。そのタイミングで、彼女が近づいてきて「ありがとう、さっきはごめん」と言われてハグされたら、なぜだか「まぁ仕方ないか」ってなります。シュウってアタマの温度が下がって、モードが切り替わる感じ。

そうやってモードが変わると、冷静な話し合いがしやすくなります。熱くなってケンカしてたときに一度お互いの要求はぶつけ合っているので、今度は譲れる部分や解決方法の提案が始まります。

でも、ケンカのあとにちょうど失敗が起きるかどうかは偶然です。かといって、仲直りのためにわざと失敗するというのは、たまには使えるかもしれないけれど、あまり良くない。

依頼する

そこで、こう考えます。
失敗して助けてもらうような「感謝するきっかけ」、それをただ待つだけではなく、自分から作ってみる。つまり、感謝するきっかけになる「依頼」をするのです。

我が家では、彼女が掃除洗濯の担当・コウモリが料理担当です。だからコウモリが謝るときには、「ねえ、これも洗濯してもらえる?」のような依頼をします。「嫌だけど?自分でやれば?」「お願い、洗濯機の使い方が分からないから;」「それくらい出来るでしょ?」「出来ないから、お願い」
ここで、「仕方ないなー(やってあげるか)」という状態に持ち込めれば、ほぼケンカは終わりです。「ありがとう、いつも助かるよ。さっきはごめんね」と言ってハグできれば、仲直りになります。

もちろん、「洗濯はそっちの担当なんだから、早くやって!」という態度ではケンカは終わらないので、相手が依頼を受けてくれるような頼み方をすること・相手が断りにくい依頼を見つけることがポイントです。

彼女から仲直りしてくるときも、だいたい同じです。喧嘩してコウモリが怒っているとき、彼女はよく「お腹空いた」と言います。「買ってくれば?」「ダメだよ、お肉の賞味期限が切れそうだから食べないと」「じゃあ、自分で作れば?」「お願い、作って。生姜焼き食べたい」

喧嘩していて腹が立つけど、料理担当だし仕方なくキッチンに立ちます。そういうときはだいたい、少ししてから彼女がキッチンに来て「美味しそうだね」と言ってくれます。「当然だけど?」まだ怒ってるコウモリが言うと、首のマッサージをしながら「さっきはごめんね」と彼女は言います。その辺りになると「ううん、こっちもごめんね」となります。

注意すること

ポジションを下げると言っても、土下座すれば良いというわけではありません。ただ謝ればいいわけではない。そうではなくて、自分のポジションを下げることで、「相手からの行動を引き出す」ことが重要なのです。

相手が「仕方ない」と思える状況を作り、「自分のための行動」をまず引き出す。直接の仲直りではない小さな行動であっても、これによって相手のアタマの中には「半分仲直り」の状態ができます。認知的不協和を利用する、と言ってもかまいません。

「ごめんね」などの謝罪の言葉は、相手の中に、その言葉を受け入れる態勢が整ってからです。

「失敗→(助けてもらって)感謝→謝罪」
「依頼→(助けてもらって)感謝→謝罪」

多くの仲直りには、こういうコンボが含まれています。あるいは上記で幾つか挙げた具体例のように、「褒める」も適度な状況で挟んだコンボになるのが普通です。ただのジャブ連打じゃなくコンボ連打。それによって、相手の怒りモードを外すことができる。

このとき、「ごめん」という謝罪の言葉はいちばん重いパンチです。ボクシングで言えば、ストレートやアッパーみたいなもの。このコトバは、コンボのどこにも入りうるので、「ちゃんと気持ちが伝わるときに・伝わるように」使うのが大事だと思います。

基本的には、最後。そして、最初。中途半端に真ん中で「ごめん」を繰り返すと、本当に伝えたいときにも伝わらなくなる。

…前回と同じこと言ってますね。コトバの重さには要注意。

☆☆☆
でも。
相手の怒りゲージがかなり高いと、「痛ーい!血が出た!」と叫んでも、無視されるかもしれません。「料理作って」と頼んでも、「自分でやれば?」と言われて余計に怒りを買うかもしれない。

そんなときは、即座の仲直りを目指すのではなく、もう少し時間をかける方法が良いかもしれません。


つづき。
 編集中

これまで。
1回、どうしてケンカすると冷静でいられないの?
2回、ケンカの仲直り。褒め・感謝しよう。ただし〇〇に注意!

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