フランス女性と同棲中

ナンパしたフランス人と同棲する高卒ニートの整理と極論

フランスで、女医に男性器を弄ばれた

~フランス滞在記⑬~

目の前の女医は、眼鏡をかけていた。優等生のような雰囲気。年齢は25~35歳くらいだろうか、しかし正確なところは分からない。見慣れぬフランス人の年齢など当てられるハズがないのだ。

女医は、フランス語で何かを言った。
しかし僕にはフランス語が分からない。
「脱げばいいの?」
2メートル横で様子をうかがっている彼女に聞く。
「そう、早く脱いで」
ベルトを外し、ズボンをおろす。
そして少しためらいながら、念のためにもう一度彼女に尋ねてみる。
「ねえ、パンツも全部?」
「当然でしょ、全部脱いで」
仕方なく、パンツもおろす。そうして目の前の女医に向けて、差し出す。

その目的

女医は、そろそろとした手つきで、右に60度、今度は左に120度、それを回す。
右6、左3、左7。
ダイヤル式の郵便ポストなら、そろそろガチャリと鍵が開くところだ。

しかし残念ながら、これは男性器である。
僕に付属している身体器官の1つなので、ガチャリという金属音がすることもなければ、開けたり取り外したりすることもできない。そしてもちろん、僕も彼女も取り外しを望んでいるわけではない。

女医としても、取り外しの要望があればその医学的方法を考えるのだろうけれど、今回がそうではないことを承知している。なぜならこれは、HPV検査だからだ。

HIV(エイズ)の検査のために血液採取をし、その流れでHPV検査も受けることになったのだ。

検査の詳細

それにしても女医は、東洋製のリボルバーに触れるのは初めてなのだろうか?あまり慣れているようには思えない手つきだった。右、左と回しながら銃身を点検するが、その動かし方はぎこちない。

女医は左右に回転させて銃身を見た後、今度は銃口を広げて覗き見た。

「へえ…そこも見るんだ」と僕は思う。

僕に恥ずかしいと思う気持ちは一切ない。僕のリボルバーは日本製にしては割と良い出来の部類に入ると思っているからでもあるし、外見に関して恥と感じるような心が僕には欠けているからでもある。頭が禿げそうだとか、痩せすぎでアバラ骨が見えているとか、それなのに最近お腹が出てきたとか、まあ気にならない。必要とあらばどうぞご覧になって笑ってやってください、そう思っている。もし僕がフランスに生まれていれば、ヌーディストビーチに出かけ、ナチュラリストとして過ごしていたかもしれない。

あるいは彼女を横に置いて別の女性に性器を弄らせるという状況は、人によっては安全装置が解除されてエネルギーが充満してしまうような状況なのかもしれないが、極めてノーマルで淡白な弾丸を持つ僕は、安全この上ない状態である。プリンと同じくらいに安全。お皿に盛ってカラメルソースをかけても平気な顔をしている。

つまり僕は、恥じらいも興奮もなく、ただただ「へえ…そこも見るんだ」と思っただけなのだ。そうして心の中で、「大丈夫です、ちゃんと火を噴きますよ」とうそぶいてみる。

しかし女医の顔は神妙だ。銃口を確認したあと、弾倉を5秒ほど眺め、そしてまた銃身を回し見る。ためつすがめつ、という言葉はこういう状況のためにあるのだろう。

検査の結果

女医は、僕の男性器をためつすがめつしていた。

そして、男性器から手を話し、フランス語で何かを告げた。
「終わった?」僕は彼女に尋ねる。
2メートル横の彼女は、「うん、服を着ていいよ」と言う。

そして、検査結果を女医は話す。僕はフランス語が全く分からないので、彼女がすべて聞く。お礼を言って、部屋を出る。

病院からの帰り道に訳してもらったことには、こうだ。
「うーん、あの女医は、詳しくないみたい。だから、正確には分からないと言ってたけど、ブツブツが怪しいから詳しい医者に診てもらった方が良いって」
「うそー!? そのブツブツは、HPVじゃないよ。普通にあるやつだから」
「本当!? まあ、もう一回予約して、診てもらおう」
「いいけど、あのひと専門じゃないの!?」
「まあ、エイズの専門だからね。今日は、エイズの検査のついでに診てもらっただけだから」
「そっか。まあ注射は痛くなかったから、そんなもんか」

この日の検査には、お金が全くかかっていない。すべて匿名で受診できる上に無料。だから文句は言えない。

検査の本当の結果

仕方ないので後日、別の男性医に有料の検査をしてもらった。彼は慣れた手つきで、左に右に上に下にと確認していき、それを3セット繰り返した後、「見たところでは異常がない」との診断を下した。

インターネットで確認した情報を元に整理すると、こういうことだ。
僕の性器にあるブツブツを、最初の女医はHPVを原因とする尖圭コンジローマの可能性があると思った。しかし、おそらくそれは真珠様陰茎小丘疹だ。Wikipediaに写真があり、どう見てもこれだからだ。男性の約20%に自然発生する生理現象のようで、あの女医はそれを知らなかったのだろう。

ふええ。弄ばれた。。。

男性医の診断を聞いた帰り道、「最初の女医は、処女だったんじゃないかな(笑)」という悪口で彼女と盛り上がったのは言うまでもない。

HPVについて知ろう!

ちなみに、これを機会にHPV(ヒトペパローマウィルス)について調べたので、整理しておく。

参考:見やすくて分かりやすいサイト→子宮頸がんjp
   子宮頸がんワクチンなどの詳細→医療ガバナンス学会の記事

HPVは、女性の子宮頸がんの原因となる恐ろしいウィルスである。また、あまり知られていないが、男性の陰茎がんに繋がる場合もあると考えられている。あるいは口腔がん・咽喉がん・肛門がんに繋がることもあるようだ。
 
感染は性交渉によるが、スキンをしていても防ぐことはできない。そのため、性交渉の経験のある女性の約80%、男性の約60%が、一生に一度は感染すると言われている。恐ろしい。

ただ、HPV感染がすぐに「がん」と直結するわけではない。少し安心だ。その理由は2つ。①HPVには150種類以上のタイプがあり、がんの原因になるのは、そのなかの約15種類で、「高リスク型HPV」と呼ばれるタイプであること。②もし、この高リスク型HPVに感染したとしても、通常の場合、身体の免疫力で体外に排除されて健康な細胞に戻ること。この2つの理由により、ほとんどのHPV感染は「がん」に繋がらないようだ。参考:子宮頸がん罹患率は、100万人あたり140人

とはいえ、HPVなんて大丈夫でしょ、と軽視するわけにはいかない。たとえば子宮頸がんが進行した場合には、子宮摘出しなければならない場合や生命に危険が及ぶ場合もあるからだ。やはり恐ろしい。

そのため、予防と検査は重要だ。現在、高リスク型HPVを予防するワクチン接種ができるので、まだ性交経験がなく感染していない状態の人であれば、男女を問わずワクチン接種が推奨される。ワクチン受けよう。
 →ワクチンは男性にも利点ある -JBpress

ただし、このワクチンには有効性がない、あるいは副作用がある、とする言説もある。しかし、そうした言説の中にはデマが多く含まれている。
 →ワクチンの嘘を分かりやすく -うさうさメモ
 →ワクチンで不妊はデマ -うさうさメモ
 
基本的には、現在の医学の水準で「ワクチンの安全性と有効性」が確かめられているので、安易にデマに流されないようにすることが重要だ。もちろん、どれだけ統計的な資料を積み重ねても「ワクチンの副反応は0%で、100%安全だ。そして100%感染を防げる」などと言うことは出来ない。そのような証明は不可能だからだ。そのため、自分や周囲の人間がワクチン接種に向く状態かどうか(性交経験の有無や年齢など)、各自で判断するのが良いだろう。
 →ワクチン副反応のまとめリンク -発声練習

なお、僕が受けたHPV検査は、尖圭コンジローマ(低リスク型HPV)の確認であり、これが目視されなかったという診断を受けている。とはいえ、僕が低リスク型HPVに感染している可能性もゼロではないし、もちろん高リスク型HPVに感染している可能性もゼロではない。そのため、僕がHPVを原因とする陰茎がんにならないとはまだ言い切れない。この辺りがややこしいところで、男性向け検査の意味と包含関係をベン図で説明しようかと思ったけど面倒くさいので今日は寝ることにします。おやすみなさい。


つづき。
フランス滞在記⑭料理店 → マウンティング・ジョークの功罪 (編集中)

これまで。
フランス滞在記①出発前 →旅のミッション・若年失業率
フランス滞在記②飛行機 →日本のコミュニケーションの前提
フランス滞在記③電車  →日本の治安は素晴らしい・殺人発生率 
フランス滞在記④スーパー→日本の労働、やっぱり変!?・労働時間
フランス滞在記⑤車内  →彼女の母に言われたコトバ
フランス滞在記⑥塔   →エッフェル塔が超えぐれてた日
フランス滞在記⑦都心  →日本のイメージ・世界の好感度ランク
フランス滞在記⑧布団  →フランスの嫁姑戦争
フランス滞在記⑨食卓  →食事ってどれくらい時間かける?・食事時間
フランス滞在記⑩台所  →日本の男性、仕事しすぎで家事しなさすぎ!・時間
フランス滞在記⑪金婚式 →フランスで聞いた、50年つづく結婚生活の秘訣
フランス滞在記⑫金婚式 →日本人は友達付き合いが少ない!?

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