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フランス女性と同棲中

ナンパしたフランス人と同棲する高卒ニートの整理と極論

なぜヒトは誤解し、傷つけるのか。ー「合コン」を例に本気で図解した

言葉 社会と文化 コミュニケーション 性愛と恋愛



(これらのイメージ図解は、本文で詳しく解説します。)

言葉の問題、価値観の問題。
それらに興味がある人に向けての記事です。

なぜ、ヒトは誤解しあい、無駄な議論をするのか。
なぜ、ヒトは誤解しあい、傷つけあうのか。

まず最初に、コウモリが考える「答え」を、ひとことで言います。

1、なぜヒトは誤解するのか

それは、ヒトがそれぞれに「ズレた前提」を抱えているからです。

そして、「ズレた前提」のうち特に多いのが、「言葉のイメージ」のズレです。
これが、様々な誤解や、無駄な議論や、不要な傷つけ合いを生んでいると思うのです。

どういうことか。

例えば皆さんは、『合コン』という「言葉」から、どういう状況を「イメージ」されますか?

まだ行ったことなどありません、というマジメな方も、
いまイったところだけどなにか、というチャラい人も。

けっこう面白い題材なので、この機会に少し考えてみましょう。
コトバが生み出す問題に、ちょっとだけでも迫れるかもしれません。

目次

1、なぜヒトは誤解するのか
2、合コンの状況ーコトバの本質
3、合コンの目的
4、実際は混じり合っている
5、様々なヤリコンパターン
6、もっとも危険なヤリコンの例
7、棲み分け、価値観を推し量る
8、ヒトの気持ちは揺らぐもの
9、合コンというコトバ、他のコトバとの比較
10、なぜヒトは誤解するのか、マクロに整理

※全部で、約1万字。
※図解は10枚あります。
※けっこうな分量があるので、あと読みを推奨します。

2、合コンの状況

例えばこんな感じで考えられた方が多いのではないしょうか?
① 男女が、
② 楽しく会話し、
③ お酒を飲んだり、
④ ゲームをしたり、
⑤ 一気飲みをしたり、
⑥ イチャついたり、
etc...

もちろんここに挙げた以外にも、
いろんな状況を想像された方もいると思います。

少し、検討してみましょう。

ヒトによって違う

きっと多くの人にとって、
①男女が、
という項目は当たり前に浮かんだ状況だったのではないかと想像します。
けれど、本当に当たり前でしょうか?
例えば、男同士の合コン。ゲイの人にとっては、普通にありえる話ですよね。
女同士の合コンも、レズの人にとっては、普通にありえる話。
このように、きっと多くの人が前提にされただろう①の部分であっても、
ゲイやレズの人にとっては「違うイメージがありうる」と思うのですね。

そう考えてみると、いま挙げてみた①から⑥のうち、
全員に必ずあてはまるものって、実はどこにもないと思うのです。

②楽しくないことも多いし、無言のこともあるでしょう。
③お酒が飲めない人だって合コンに参加するし、
④ゲームしない合コンだってたくさんあるし、
⑤一気飲みしない合コンなんてもっとたくさんあるし、
⑥異性とイチャつかない合コンなんてもっともっとたくさんある。

合コンに限らず、すべての「コトバ」が、こういう不思議な性質を持っている。*1
同じ「合コン」というコトバでも、
ヒトによって、イメージするものが全く違うのです。
そしてこのことが、大きな問題を生むことがあります。

大きな問題を生む場合

例えば、⑤について。

A「こんど合コンしようよ^^」
B「うん、行く行く!」
たしかに2人は合意しました。
けれども。
Aさんは『合コンといえば、盛り上げるために一気飲みっしょ』と思っていて、
Bさんは『合コンは、ゆっくり話しながらまったり飲むもの』と思っているかもしれない。
そうすると、
いざ合コンになったとき。
A「一気飲みしない人がいると盛り上がんないじゃん、飲めよ」
B「嫌だよ、急性アルコール中毒になったら怖いし」
そうして2人は、気付くのです。
コトバのイメージが、お互いの前提としていたものが、ズレていたことに。
お互いが、それぞれのコトバを、誤解していたことに。
ここで無駄な議論や、不要な傷つけ合いの問題が起きます。
「合コンって言えば一気飲みあるに決まってんじゃん、
 なに寒いこと言ってんの、風紀委員かよ、バーカ。お前行ったことねーだろ」
最近、ネット上でこういう感じの発言をしているイタいヒトを見てしまいました。

自分のイメージが絶対だと思って、譲らない。
こういうヒトがいると、かなり「問題」が起きる可能性が高いです。

解決策は、ひとつだけ

それで、ひとまずコウモリは、こう思っています。
みんな、それぞれに持っているイメージが違うのだから、
その違いを認め合ってやってくしかないよね、と。

その違いを認め合うというのは、どういうことか。
「相手に、押し付けない」
当たり前のことですが、それっきゃない。

ヒトそれぞれ、違う前提を抱えて生きている。
だから、お互いの「違う部分」を尊重しあうしかない。

Aさんは、自分たち一気飲みしたい人だけで一気飲みする。
それで、Bさんには無理強いしない。

押し付けない、意思を尊重する

⑥についても、同じです。
「相手」を必要とする行動では、必ず、相手の同意をもとにする。
押し付けない。
押し付ける空気を作らない。
それが、この世界の基本的なルールだと思うのです。

そしてこれが難しくなる問題が、もっとも顕著にあらわれる場合があります。

それを見るために、今度は「合コン」の目的について考えてみましょう。
皆さんは、合コンの目的は何だと思われますか?

3、合コンの目的

ここからは、ざっくりと図解しながら進めていきます。
まず、合コンの目的をこんな感じで表現してみました。

「その他」が分かりづらいと思うので説明します。
彼氏持ちや既婚者で、合コンに参加するヒトも多いですよね。
別に浮気するつもりはなくて、「ただ異性のいる場で楽しく飲みたい」って場合とか。*2
あるいは、友達に頼まれて仕方なく、「人数合わせで参加した」とか。
もしくは特殊な例ですが、
マルチ商法の勧誘、宗教の勧誘、美人局のために利用するヒトもいるかもしれない。

本当にいろいろあるので、ひとまず「その他」にしておきました。
それでね。
このいろいろな目的、完全に区別されてるわけじゃないと思うのです。

4、実際は混じり合っている


ひとつの目的だけってことは殆どなくて、
いろんな目的が混じりあったもの、
それが「合コン」だと思うんですね。

さっき「状況」について確認したのと、同じです。
ヒトによって、上の集合のうちどこの範囲を合コンと捉えているか、全く違う。
そして、このことは「合コン」全体の目的だけじゃなく、
個人の気持ちについても言えると思うのです。

分かりやすく、混じり方の典型例を示してみました。
数字は、心の中の目的ぜんたいを10として、モデルを示したものです。
緑:性交派
青:歓楽派
赤:交際派
という感じのイメージです。

なお、
「青:その他」はいろんな目的がありえるって話をさきほどしたのですが、
ここから先は話をシンプルにするために、
いちばん数が多そうな「楽しく飲みたい」=「歓楽」、
ということにして話を進めます。

それで、この「目的のズレ」が「問題」を引き起こすのだ、とコウモリは思っているのです。

5、様々なヤリコンのパターン

コウモリは最近の記事で、その「問題」を回避するための方法指南として、
「危険なヤリコン」についての批判記事を書きました。
『あなたの隣の黒い門。泥酔女性とのセックスは危険』
『こんな危ない合コンに気を付けよう』
それで、
①「合コンなんだからセックスくらい普通でしょ?」
②「ヤリコンの何が問題なの?」
などのご質問を頂きました。

本当に、セックスを巡るコトバは、誤解が生まれやすいんだなぁ、と感じます。
→参照:セックスの上手い国ランキング、日本は世界TOP5!? - コウモリの世界の図解


先の図で確認したように、ひとくちに合コンと言っても、いろんなイメージがある。
だから、それを他人に押し付けることは良くない。
コウモリの主張は、一貫してそれだけです。

なので、ヤリコン自体を問題だとは全く思っていなくて、
単純に、「危ない」ヤリコンが問題だと思っています。

健全なヤリコン

きっと、何が健全で何が危ないのかが分かり辛いのだろうな、
と思ったので図にしました。

例えば、こういうヤリコンは健全です。

これ、どんどんやればいい。いいじゃん、好きにすれば。

この点で勘違いが多いようなので、コウモリの立場を再度明らかにしておきます。
コウモリは、ヤリコンの存在自体を否定しているわけではありません。
むしろ、逆の立場に近いとさえ思っています。

ヤリコン自体は、タテに見てもヨコに見ても、正当性がある

かつて日本では、筆おろしをさせる夜這いという文化があったと聞くし、
『夜這いの民俗学』
エスキモーには、客人に妻を提供する文化があったとも聞きます。
エスキモー - Wikipedia

それらを現代日本の法律や倫理と照らし合わせたときの是非はさておき、
日本人にとっての「性交渉」は、いろんな形態がありえた。
それは民俗学の知見から明らか。(タテ比較)
人類にとっての「性交渉」も、いろんな形態がありえた。
それは文化人類学の知見から明らか。(ヨコ比較)

なので、「一夫一妻制」や「ロマンチックラブ」を盾にして、
セックスだけを目的にしたヤリコンを否定する、というつもりは一切ないのです。
みんながセックスしたいんだったら、好きにすればいい。
みんながOKなんだったら、そこに何も問題はない。
それは健全だと思うし、何も否定されるべきものはないと思っています。

いろんなパターンを図解してみると・・・

ほんと、好きにやればいい。それは自由。
がんばって青のヒトの性欲を引き出せばいい。
・・・ただね。

こういう場合だと、どうでしょう。

右下の赤(交際派)のヒトは、セックスを目的にしていない。
それでも、大多数が「セックスを目的にしたヒト」の作る空気の中では、
上手く楽しむことすらできないのではないでしょうか。
そしてお酒を無理やりに飲まされ、危ない目に遭うかもしれない。

これが、「危ない」ヤリコンで、コウモリが「問題だ」と思っているパターンです。

なにが「問題」なのか

繰り返しますが、コウモリが嫌いなのは、「押し付け」です。
それによって、楽しくない思いをするヒトが生まれることです。

例えば実際に、「嫌だった」というヒトもいます。


(プライベートな経験のTW掲載を許可頂き、ありがとうございます^^)

「問題が起きる原因

どうしてこういうことが起きるのか。
それは、目的の違いが、つまり「価値観の違い」が、見えづらいからなんですね。
言葉や価値観、そういう「前提のズレ」って、普段はすごく見えづらい。
仲の良い友達が、実は緑だった。自分は、赤だった。
そういう違いって、その場になって初めて気づくこともあると思うんです。

でも、ジンタさんは、途中で帰れる余裕があった分、まだ良かった。
次のような場合だとどうでしょうか。

6、最も危険なヤリコン例


男性幹事と女性幹事が手を組んで、しかも女性側は2人がグルで、右下の赤を陥れるパターン。
6人のうち、5人で「一気飲みを断りづらい空気」を作って、
右下の人をベロベロに酔わせる。そのあと、何が起こるか…。
めちゃくちゃ危険。

回避方法for women

こうなると、「押し付けられる空気」に、右下の人が対抗できるか、かなり難しい。
なので、その対応策も含め、赤の女性向けの「危機回避の方法をまとめた記事」が、
『こんな合コンに気を付けよう!』です。
もちろん、男女を入れ替えても同じことです。押し付けは、良くない。

回避方法for men

じゃあ、緑の男性向けには? 
緑の男性も、この状況のまま無理やりセックスに持ち込むとかなり危険なんですよね。
強姦・準強姦という問題(リスク)が生じるからです。

すべての「押し付け」の中でも、もっとも罪深い押し付け。それが強姦・準強姦です。
法的な刑事責任の重さを見ても、それは分かります。

なので、お酒の注意点を全面に出しながら、男性向けに「危機回避の考え方をまとめた記事」が
『あなたの隣の黒い門。泥酔女性とのセックスは危険!』です。

健全なヤリコンへ

ただ、どちらも「危機回避」をメインにした記事だったので、
セックス自体、ヤリコン自体を否定されてるように感じられた方がいらっしゃったのでしょう。
たしかに、「セックスがしたい」と考える男性や女性にとっての情報提供が不足していた。
その点が誤解を招いたのかなー、とコウモリは反省しています。
そういうわけで、ここからはセックスがしたいと考える方への戦略としても書きます。

7、棲み分け、価値観を推し量る

まずは、ツィートで頂いたこのご意見が本質を付いているので、見てみましょう。

類は友を呼ぶということで、最大公約数的同類項が集まるだろうし、まともな人はフィルタリングして行かないし、その類と普段から関わり合いを持たないと思う。排除する基準として、普段から周りを見ておくといいですね。
@Laylackさん

まさにその通りで、できる限り、自分に近い色の人を探す。
このコメント自体は危機回避の目線ですが、逆でも全く同じですよね。
性交を目的にしたヤリコンをしたいなら、同じ緑の人にアプローチする。
交際を目的にしたマジコンをしたいなら、同じ赤の人にアプローチする。
対象を絞り込むこと。
どちらの場合であっても、事前に価値観を摺り合わせておくことは大事です。
(脚注:id:zuiji_zuishoさんとid:xevraさんのコメント紹介と解説)*3
それなのに、
「あまり仲良くない友達を呼ばせて合コンを開く」ことを勧める人がいて、
「なに言ってんだこのひと?」とコウモリは思ったのでした。
合コンテクしょぼいなーと。
健全なヤリコンを開いてるヒトや、健全なマジコンを開いてるヒトに失礼だと。
合コンのイメージを著しく毀損する幼稚な言説なので、口を慎んでいただきたいと。
(このヒト、他にもなに言ってんだ?な部分が色々あり、こちらのページが詳しいです。)
(→ピーチ・ジョン創業家息子(既婚。経営者)が合コンで女性を酔わせてお持ち帰りするテクニックを指南 - 斗比主閲子の姑日記

項目6で紹介した方のツィートにあったように、
仲が良いと思っている関係でさえ、価値観が違う可能性がある。
それなのに、あまり仲良くない関係でメンバー集めをすれば、
赤・青・緑、その目的がバラけてしまうのは当然だと思うのですね。

そうして誰かが、つまらない思いをしたり、怖い思いをしたり、悲しい思いをしたりする。

そんなのって、バカみたいだと思うのです。

赤・青・緑、どんなメンバーであれ共通する目的をなんとか捻り出し、
全員が楽しめる空気を作れるスキルがあれば良いのですが、
それはなかなか難しい。
それができないなら、同じ色のメンバーを集められるように努力する他ないと思うのです。

現実に、違う価値観のヒトとバッティングする可能性はある

しかも、この点を勘違いしてらっしゃる方も多いようなのですが、
『赤のヒトが騙される』こと、けっこうあると思うんですよね。
例えば、メンバー集めでの、女性のA(緑)と、女性B(赤)の会話。
A「今度合コン開くんだけど、その相手が、慶應出身の経営者で、
 しかも親があの有名下着メーカーの創業者なんだって。絶対お金持ち^^
 やばいよ、玉の輿あるかも! どうする、行く?」
B「うーん、今まで合コンとか行ったことなかったけど出会いは欲しいし、
 そういうヒトだったら信頼できそうかも。行ってみようかな」

例えば男性のC(美人局狙いグループ)と、男性D(青)の会話。
C「今度合コンするんだけど、モデルなんだって!来る?」
D「えー、合コンとか慣れてないし、どうせ上手く話せないし…」
C「平気だって、俺が上手くアシストするからさ! 一発ゴール決めようぜ!」
D「いや、僕そういうつもりはないし…」
C「なに言ってんだよ、お前だって男だろ!? 気合い入れろよ。行くよな?」
D「分かった、、、行くよ。(やったー、良いことあるかも!)」

誘われる側であったとしても、相手の真意を見抜くのって大事ですよね。
これは誘う側であっても、当然、同じです。

価値観を推し量るために、コストをかける

例えば、もし確実にセックスがしたいなら、つまり性交確率の高いヤリコンにしたいなら、
いかに緑同士を集めるかに最大限の苦心をしないといけない。

健全なヤリコンを開きたいのであれば、ここにかなりのコストを払うハズです。
①質問
例えば、「合コン行く?」「行く行くー♪」という乗り気なヒトを呼ぶだけではなくて、
開催を決める段階で、ある程度、相手の性的奔放さを探る質問を挟むヒトがいるでしょう。
例えばヤリコンを開きたい男性で、
「お持ち帰りとかしないでよね、マジメな子もいるから(笑)」
と、あえて自分の意図とは逆のフリをしてみる方は多いでしょう。
「いや、そっちでしょ(笑)」などのようにギャグとして返されるのか、
「じゃあ、そういうメンツ揃えよっか?」と提案として返されるのか、
「それなら助かる。こっちもマジメな子がいるんだよねー」と返されるのか。
そのリアクションを見ながら、お互いの意図をさり気なく摺り合わせて、
メンツ調整をしているだろうと想像します。(幹事の皆さま、いつもお疲れさまですm_ _m)

②観察
あるいは、鞄や服、髪型などの見た目や、話すスピードや口調、声のキーの位置。
それらで表現される情報から、相手のタイプを探るヒトもいるでしょう。

「①質問して探るか、②観察して探るか」
どちらの方法をメインに採用するかはヒトによると思いますが、
相手がどんな人間なのか、その「価値観」を推し量るためにコストをかけるというのは、
コミュニケーションにおける基本中の基本だと思うのです。

その質問や観察の手法が稚拙であるにも関わらず、
相手を決めつけ、あるいは押し付けようとするヒトが、コウモリは嫌いです。

「違いますけど!(-"-) やめてくれません?(-_-メ)」て思っちゃう。

コミュニケーションの方法論

例えば先に紹介した、
「あまり仲良くない友達を呼ばせて合コンを開く」ことを勧める記事を書く人は、
ヤリコンを開きたい緑のヒトみたいで、
「俺は合コンの神だ」と仰る方だったのですが、いくつかの記述から想像するに、
ヤリコンなのに、セックスに至る確率が30~60%しかなく、(←レベル低い)
ゲームの罰としてお酒を飲ませる、しかスキルがなくて、(←超レベル低い)
しかも、相手の意向を無視して押し付けるだけの態度で、(←ヒトとして最低)
これが方法論として流通するなんて、世も末だなぁと感じたわけでした。

id:xr0038さん
正直に言うと元エントリは的確な状況分析とゴールに至るまでの手段を選ばないルート設定など読みものとしておもしろいなーという感想でした/たまにホッテントリに上がってくるナンパ師の独白みたいな

お気持ちは分かるのですが、その状況分析、かなり低レベルなんですよね、元記事。
ちょっと「その辺りの事情」が分かっている人間にしてみたら、噴飯ものというか。
なので、「合コンってどんなもんだ?」とあまり分かってない人が、面白半分でブクマしたに過ぎない。実は、コウモリはそう想像しています。

そこで、
セックスしたいなら、最低限、次のことを踏まえて戦略を立てようよ、
という話をしてみます。
id:areyoukickingさんと、趣旨は同じですね。)
(→合コンとかナンパとかの記事が書かれるとワッサワッサ色めき立つ件 - around サブカル ch

8、ヒトの気持ちは揺らぐもの

ここまでは、棲み分けについて説明するために、仮に赤・青・緑を固定して色分けしてきました。
けれども、実際の人間の気持ちは、いつも揺らいでいるものだと思います。

「合コンでセックスなんてありえない」と思っているヒトだって、
相手の魅力に引き寄せられて、「このヒトとなら、良いかな」と思うこともあるかもしれない。

反対に、
「今日の合コンでは、セックスしたいなぁ」と思っているヒトだって、
相手の態度にドン引いて、「このヒトたちなら、ないわ」と思うこともあるかもしれない。

二つの戦略がある

だから、
もしも合コンで(ていうか、合コンに限らないと思いますけど)、
セックスをしたいと思うのであれば、
①相手の「セックスしない」という気持ち、貞操の思いを引き下げることと、
②相手の「セックスしたい」という気持ち、欲情の思いを引き上げること。
その二つを考えるべきだと思うのです。

図にすると、こういう感じ。

緑のゲージが赤のゲージを上回るほど、セックスできる確率が高まるんじゃないでしょうか。

それで、①と②、どちらの戦略を優先するかという点で言えば、
どう考えても②が優先されるべきだと思うのです。

セックスの確率:量的側面だけを見るのではなくて、
セックスの体感:質的側面までを考えれば、それは明らかだと思います。

①は、「まぁいっか」というつまらないセックスにつながるだけ。
②は、「これは!!」というすばらしいセックスにつながるかも。

で、それぞれの具体的な方法論として、
①:ex.相手を酒に酔わせて貞操意識を下げる/あまり親しくないメンバーを集める
②:ex.相手を自分の魅力に酔わせる、人柄/会話力。
があると思うわけです。

これまでの合コン記事二つで「②>①」を唱えるコウモリに対して、
「倫理」を読み取られた方もいらっしゃったようです。
もちろんその観点からも勧めていたのですが、
単純な「気持ち良さ・快感」からも、同じことが言えるんじゃないでしょうか。

つまり戦略論として言えば、①の手法は二つの観点からダメなわけです。
・目的設定が稚拙:
 セックスを量的観点でしか捉えていないため質が伴わず、量自体も低レベルに留まる
・手段設定が稚拙:
 法的リスクの考慮がなされておらず、低レベル

人柄、会話力、ってなに?

さて。
じゃあ、自分の人柄って何なのか。会話力って何なのか。
それは、ヒトによってそれぞれに違うことなので、一般化して言うことはできません。
簡単に言うのは難しい。
だから、今後いくつかの記事を通して、このブログで書いていく予定です。
でも、だれにでも共通する、基本的な方針がひとつあると思っています。

「相手の意思を尊重すること」です。

相手の意思が何なのか、それを推し量るのはとても難しいことなので、
ひとつひとつのコミュニケーションの中で、
PDCAを回していくことでしか身に付かないと思うのですが、
そういうことを大事にしているヒトが増えればいいなーと思う次第です。

9、合コンと飲み会と食事会と、それら他のコトバとの比較

最後に、少し視野を広げて考えてみましょう。

いまの「合コン」というコトバ

いまって、
「合コン」というコトバがポピュラーになって、
いろんな使われ方をしていると思うのです。
そのせいで、
実際の合コンの場面でトラブルが起きたり、
あるいは、
合コンについての話で誤解が起きたりする。

コウモリは、無駄な議論や無用なトラブルが嫌いです。
なので、整理する図を作った次第でした。

「コトバ」の行き違いによる、いろんな誤解がほどけて、
いろんな人が無駄なコストを払う手間が省ければと思います。

他のコトバとの比較図

ちなみに、
「合コン」なんだからセックス目的は当然でしょ、
「合コン」なんてしょせん火遊びなんだから、というヒトは、
「飲み会」「お見合い」などと比較して言われているのだと思いますが、
それぞれのコトバについての、コウモリの個人的なイメージを図解して
説明に代えさせて頂きます。
f:id:Rlee1984:20140211235511p:plain
それぞれのコトバで、どの範囲のイメージを受け取るかは、ヒトそれぞれ。
どんなコトバでも、100%はないと思うのですね。最初にも言ったけど。
いろんなヒトが、いる。
お見合いにも詐欺師が混じるし、出会い系から生まれる恋もある。
風俗行ったら人生変わったヒトだっているかもしれない。
(あのお話はまあ、一応、フィクションだけれど。)

10、なぜヒトは誤解するのか、マクロに整理。

ヒトが誤解するのは、
それぞれに「ズレた前提」を抱えているからだ、
という話を冒頭にしました。

そして、コウモリが考える「ズレた前提」は、次の3種類です。

①言葉がズレている …単語レベル
②論点がズレている …文章レベル
③目的がズレている …文脈レベル

今回解説した「合コン」は、
①言葉がズレている、③目的がズレている
これらが相互に関連する場合でした。

また機会があれば、
②論点がズレている、
の場合も図解してみたいと思っていますが、それはちょうど良い具体例があったとき。
きっとまだ、だいぶ先のお話だと思います。

先日から続けていた合コン関連エントリ。
図解を作る余裕がなく記事をあげたために誤解が多かったようですので、
今回の記事で誤解が晴れるといいなーと思っています。

図があると、見通しが全然違うと思うんですよね。

余談

また、この機会に、
青・緑の男性向け回避思考:あなたの隣の黒い門。泥酔女性とのセックスは危険
青・赤の女性向け回避戦略:こんな合コンに気を付けよう
緑の男性向けの成功戦略:本エントリの項目9
それぞれの内容について、
対象読者が誰なのかという視点で改めて読み直してみると、
いつもとは違った景色が見えてくるかもしれません。
たとえ自分が「対象読者層」とは違っていたとしても、
どこがどう違うのか。
そして、この世界に、どういうヒトが、どういう思いを持って暮らしているか。
それらを想像しながら、広い世界の多様性を楽しんでみてはいかがでしょうか。
はてなブックマークコメントの多様性も、とても楽しいと思います。

いろんなヒトが、いろんな意見を持って暮らしている。
そのことが分かる、はてなブックマークという仕組みを、コウモリはとても気に入っています。
考えの違いを知るためにはてブを使っている - はてなブログを毎日書いていたら10Kg痩せました!
id:pero_peroさんの、この記事で書かれている意見に、すごく賛成です。

コウモリは、あくまでコウモリです。鳥でもないし、獣でもない。
どちらの味方にもなろうとして、いつも仲間外れを喰らっています。

それでも、コウモリの場所から見える「世界」の姿があると思って、記事を書いています。
少し変わった、極端な「世界」の姿を、楽しんで頂けていれば良いのですが。。。

この記事を読んで思った、皆さんから見た「世界」の姿。
教えて頂けると嬉しいです。
「飲み会の図、円の大きさがちょっと違うと思うんだよなー」とか、
「これ、抜けてる項目あるよねー」とか。
コウモリはそういう質問・批判を受けるのが大好きなので、いろんなご意見、お待ちしております^^

*1:じゃあ、『コトバの正体』はいったい何なの?っていう問いには、
例えば東浩紀さん風に言えば、「幽霊」だよ、みたいな答えができそうだし、
『存在論的、郵便的』
例えば言語哲学では「家族的類似性」っていう面白い概念で答えが提示され、
認知言語学では「プロトタイプ」っていうこれまた面白い概念で答えが提示されます。
『言語学の教室』
興味がある方は、ご一読をオススメします。

*2:浮気するつもりがある場合は、 「交際」「SEX」の項目に当てはまるので、そっちのグループ。

*3:そうやって、棲み分けすることが必要だと思ってコウモリは記事を書きました。
その意図を的確に読みとって頂けたコメントもありました。 id:zuiji_zuishoさんのコメント
『炎上というよりかはそういう人種がいるので棲み分け進めましょう関わらないようにしましょうみたいな啓蒙的な意味合いのアンサー記事に見えた』
なので、id:xevraさんのコメント
『正論ではあるものの元記事含め所詮ネットヲタク達の言葉遊びの域を出ないんだよね。社会の殆どの人はもっと苛烈な駆け引きの戦場で戦ってる。小学生のホームルーム的なやり取りにウンザリ。』
これは、半分は正解ですが、半分は間違いだと思っています。
言葉によって、ヒトの駆け引き行動を変える、というのは難しい。
ただ、言葉によって、棲み分けを勧める、という程度なら容易です。
ホームルーム的なやりとりに見えるのは、「炎上させて行動を変える」点に目標を仮定して読み込んでいるからですね。いわゆる中二病の過大すぎる理想目標の設定。
おそらくxevraさんが自己投影されて読み取った意図だと思うのですが、たしかにコウモリも同じ理想目標を持っていました。
そしてxevraさんの仰る通り、本気の犯罪者がコウモリの記事を読んで犯罪をしなくなる、という可能性は、かなり低いでしょう。
その点では、半分正解だと思います。
ただ、現実目標としては「棲み分けを進める」という点もあって、その方向には言葉がうまく働いたと感じています。つまり、流動層をどっちに動かすかという観点での評価です。
無駄なバッティングを避ける方向には、機能したんじゃないのかなと思っています。
なので、半分は間違いだと判断させて頂きました。
小学生のホームルームってウンザリしたよねーと言ってる中学生的な自己投影コメント、
これからも期待しています!
言葉でリアルの人間を動かす経験が少ないネットヲタクに向けて、
言葉の使い方やその意図を説明するのに、もってこいのコメントでした^^ 
ありがとうございます!

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