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フランス女性と同棲中

ナンパしたフランス人と同棲する高卒ニートの整理と極論

喧嘩のあと、仲直りする方法のまとめ。伝えるために考える4つのこと。

コミュニケーション 喧嘩の仲直り

喧嘩したあとの仲直り方法を、
まとめた記事をまとめてみました。

日本人とフランス人が同棲する中で採用してきた方法を元に解説するので、応用範囲が広いのではと期待しています。参考になれば嬉しいです。

0、目次

1、ケンカの怒りモードから、文脈・空気を変えよう
2、ポジションを変えてみよう①
3、キャラクターを変えてみよう②
4、シーンを変えてみよう③
5、メディアを変えてみよう④
6、本エントリのまとめ

1、ケンカの怒りモードから、文脈・空気を変えよう

ケンカになると、どんなに仲の良い友達でも恋人でも、「相手の言うこと為すこと、とにかく腹が立ってムカついてくる」状態があると思います。

脳科学者の池谷裕二さんは、対談書籍『和解する脳』や『ゆらぐ脳』の中で、「中脳にあるPAGが反応した状態」を説明されていて、「PAGが反応すると、攻撃性をもった一種のパニック状態になり、何をいっても論理的に考えられない状態になる」ことを解説されています。

これを参考に、コウモリは「脳には怒りモードがあると捉えて自分や相手の怒りに対処するべきだ」と考えています。

つまり、「怒りモード」をどう解除するのか、ケンカで入ったスイッチを、どうやってオフにするのかを考えるべきだと思うのです。

たぶんヒトによって、好きな物を食べるとか人形を殴るとか、いろんな方法があると思いますが、この記事では、怒りモードを生み出している「文脈・空気」を、「コトバやらカラダやら」を使って変えることを考えます。

まず、いちばん手軽で良い方法を先に書いておくと、「ジョーク」です。
「笑ったら、なぜか怒りモードが解除される」ようです(体験談)。
我が家では、8割方のケンカは「笑ったら許したのと同じ、それで仲直り成立」になります。

ただ、大きなケンカだと、「ジョークで誤魔化さないで!」と怒りが増すこともあります。
そこで、「ジョークで対応しづらい、残り2割の大きなケンカ」の対応方法を4つ書いていきます。

1、ポジションを変えてみよう

ケンカでは、相手にいろんな主張・要求・文句・悪口を言うと思います。それって、「相手を自分より下に見た」ポジションでの発言になっていると思うのですね。

なので仲直りのときは、ケンカのときにとってしまった「自分が上、相手が下」というポジションを再構成することが必要だと思っています。

こんな感じ。

2、キャラの焦点を変えてみよう

仲の良い相手とは、さまざまな文脈でつながりを持っているものだと思います。それは「夫ー妻」だったり「父ー母」だったり「息子ー義娘」だったり、あるいは「ゴミ出しー買い出し」だったり、「眼鏡ー裸眼」だったり。

それらいくつもある「つながりの紐」のうち、ケンカになった箇所と焦点を変えてみることが、文脈(空気)を変えることにつながります。

ケンカになった箇所だと感情が固着しがちなので、まずは関係のない「属性」を思い浮かべることで自分の怒りモード解除を狙います。(ex.掃除手伝わなくてムカつく→「髪型!」→そういえば髪型は好きなんだよね)

うまく自分の怒りモードが解除できたら、ケンカのときにムカついていた相手の「性格」をポジティブに再解釈してみます。(ex.どうでもいいことをウジウジ心配しすぎだよ!→「ポジ解釈!」→リスク低減に積極的で、楽観的で思慮浅い自分には必要な相手なんだよな)

激しいケンカになったときって、相手の「性格」をネガティブに捉えてしまっていると思うので、それをポジティブに捉えなおすことができれば、ほとんど解決だと思うのです。

それでもダメな場合。
ポジションやキャラクターの再構成ができない、つまり、どっちも折れたくない、どっちも怒りモードが解除されない、というときは、どうすればよいでしょう?

我が家のケンカ全体の5%くらいで起きる、とっても大きなケンカの場合には、次のような方法をとります。

3、シーンを変える

リビングでケンカになったとすれば、キッチンへ、あるいは外に出て公園へ。
時間や場所が変わると、文脈や空気が変わります。

このつながりの紐を変える感じ。

ケンカや怒り、その本当の原因は不明

たとえば我が家では、
①悪天候のとき
②体調不良のとき
③空腹のとき
にケンカの発生確率が跳ね上がります。

人間のストレスに影響を与えるものはたくさんあって、相手の言動にムカついているように感じていても、実は、「周囲の外的環境や、自身の体内環境」がムカつきの原因だったりすると思うのです。そして、例えば気圧変動が心理状態に影響を及ぼすらしいっていう知識があっても、やっぱり低気圧時にケンカはたくさん起きてしまう。*1

人間のココロが外的環境や体内環境からどのような影響を受けているか、科学的にもまだまだ分からないことだらけです。だから、時間や場所というシーンを変える。それによって体内環境や外的環境が変わって、喧嘩したときとは「文脈・空気」が変わると思うのです。

ケンカの責任を、自分たちだけに求めない

それに、人間は、相手のココロを読むことはできないし、それと同じくらい自分のココロを読むのも下手クソです。しかも困ったことに、脳は「作話」能力に優れています。つまり、本当は空腹のせいでストレスが高くなって怒っているのだとしても、「あれ、なんだか自分は怒っているらしい」と自覚したあとに目の前で話す相手を見て、「相手の言動がムカつくせいだ」と勝手な自己解釈の話を作り出してしまう。

脳は理由を問われると「作話」します。しかも、でっちあげたその理由を、本人は心底から「本当の理由」だと勘違いしています。
―――『単純な脳、複雑な私』池谷裕二

人間は、自分のココロも他人のココロも分かるハズないし制御できるハズもないのだから、ひとまず「天気のせいかもね」「体調が悪いせいだよきっと」と、他の何かに「ケンカの責任」を押し付けるというのは、すごく重要なことだと感じます。
2人の人間がケンカしたとして、その原因を、「2人のうちのどちらか」に求めようとしたり、あるいは「2人だけのせい」にしようとすると、大変だからです。
ストレスの本当の原因なんて、どこのだれにも分かるハズがないのだから、ケンカした2人にとって良い解釈が生まれれば、それで良いんじゃないのかな、って思います。

では、シーンを変えたりケンカの原因を外に押しやってみたりしても上手くいかないときに、どう考えるか。
我が家のケンカ全体の1%以下で起きる、いちばん大きなケンカでは、次のようなことを考えています。

4、メディアを変える

今度はこのつながりの紐を変える感じ。

1、各種SNS

いろんなSNSで、相手と交わしていた会話の履歴が残っていますよね? 言い換えれば、それぞれのSNSに少しずつ違う文脈・空気が流れている。なので、喧嘩したメディアとは別のメディアが、仲直りのために使えます。

例えば、部屋でくちゲンカしていたとしても、あえてSkypeのメッセージで「何してる?」と送ってみます。Skypeの履歴には「じゃあ、旅行は沖縄に行こう」「うん、調べておくね。楽しみ^^」のようなログが残っていて、相手がこのログを見てくれれば、楽しい気分を取り戻してくれるかもしれない。

2、手紙やブログ

あるいは、手紙を書くのも良いと思います。手書きの字だと、その字を書いた心理状態も伝わりやすいし、「伝えるためにコストをかけている」ことが相手にも分かるからです。現代でいちばん重要な価値は「おかね」ではなくて「じかん」だからです。「伝えるために、時間コストを払ってくれている」、そのことが、どんなモノよりもおカネよりも、雄弁だと思うからです。
もちろん、何を重要だと感じるかはヒトにもよるので、相手が重要と考える価値に合わせたコストを支払うのが良いと思いますが。

あるいは、最近の大きなケンカのときだと、コウモリはブログ記事を書きました。→この記事
そのおかげで上手く仲直りできたというか、すごく喜んでもらえて、より仲良くなれました。毎回そうするわけではないですが、試してみて良かった方法の1つです。

3、メディア選びの考え方

では、これらメディア変更はどういう基準で考えるべきでしょうか。
たとえば上図に挙げたメディアの並びは、コウモリにとっての「心理的な距離感」に近似して並べています。
そして思い返すと、対面で激しくケンカしたときほど、いちばん遠い距離のメディアを使っている気がします。ブログや手紙というのは、その最たるものですね。相手との距離が遠い関係で通常は用いられるメディアを、「あえて」使う。ふだん仲良くしているときに使っているメディアとは「違うメディア」をあえて使う。それによって、お互いの距離感を再度計り直し、関係を作り直すっていう感じなんだと思います。

激しいケンカであればあるほど、いちど遠い距離のメディアを使う。そうやって関係を作り直してモードを変えて、今度は対面で直接コトバを交わして、最後は握手するかハグする。人間にとって「身体」は、メッセージを伝えるための「最強のメディア」なので、最後はそこに落ち着くと思いますが、そのためにいちど遠いメディアを利用するのが大事なんだろうなと思います。

4、メディア選びの注意点

ただし、なんでもかんでも手紙やブログに「ごめん」と書けばいいわけではないし、なんでもかんでも全部のメディアで「ごめん」というメッセージを送り付ければいいわけではなくて、その都度、状況に応じたメディア選定をすることが大事だと思います。

結局はお互いがどう思うか次第。「また手紙か;」とか、「FBもTWもLINEも、全部でゴメンて言ってきてウザイ、けんかのこと忘れたいのに;」とか、相手にそう思われては逆効果だからです。

さいご、ここまでを別角度からまとめ直してみます。

6、本エントリのまとめ

まとめの図解。

というわけで、実は5W1Hの話をしていたのでした。
ちなみに、WhatとWhyは決まり切っているので殊更には書きませんでしたが、最後に確認しておきますね。

仲直りのときに伝えるメッセージ。
Whatは「ごめん」
Whyは「仲良くしたい」
です。

うん、、、とっても当たり前。

当たり前すぎてつまらないので、最後に我が家の「怒りゲージ」と「対応行動」の図解も付けておきますね。


もちろん、この図はあくまで、我が家の例です。
それぞれの関係に応じていろんなやり方があると思うので、絶対というものではありません。

仲直りの金言

ちなみに先日、同居人の祖父母が結婚50周年を迎えました。そのとき聞いたコトバを引用しておきます。

「ミシュリーヌは、どうやって50年も結婚生活を続けられたの?」
「お互いに合わせた(adjust)、それが一番よ」
「なるほど」
「あとは、それぞれの時間や、それぞれの行動を尊重したことかしら」

この金言の1時間後には、また夫婦げんかしてましたけどね、ミシュリーヌ(笑)

これを読んでるみなさんは、どうやって仲直りしているんでしょう? 
ケンカしない人もいるだろうし、仲直りしない人もいるだろうし、きっとさまざまなんだろうと思いますが、そういう、いろんな生活の実態が知りたい! @1984leeにリプもらえれば、コメントやブログ記事、なんでも読みます。教えてください。

余談

なお本エントリは、id:topisyuさんに促されて書きました。*2
 →【駄】2013年の人気記事TOP20 - 斗比主閲子の姑日記
自分の好きなブログを書いている人から話を振ってもらえると、すごく嬉しい!

おしまい。

*1:http://www.maruishi-pharm.co.jp/med2/files/anesth/book/16/11.pdf?1368492507

*2:フランスでの嫁姑戦争に巻き込まれるなどで、記事を書くのが遅くなりました。申し訳ありません。

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