フランス女性と同棲中

ナンパしたフランス人と同棲する高卒ニートの整理と極論

「ニートが増えた=働かない人間が増えた」は、まちがい!

「働くこと・生きること」

その大きな変化を考えている人に向けて。

まちがった常識の世界から抜け出すために、
データとグラフで、世界の本当の姿を確認していきましょう!


高卒ニートのコウモリです。
これから数回、ニート論を起点に「働くことの変化」について講義を行います。

まず最初は、大きな誤解について。

「ニートが増加している」
という報道が、この5年くらいずっと続いています。
それで誤解している人がすごく多いようです。

「ニートが増えてるってことは、働かない奴が増えたのか」という誤解。
それ、ダウト! まちがってますよ!!!

たしかに「働いている若者」の人数は減っています。
けれども、若者人口が絶賛減少中の日本です。
「若者自体」の人数が減っているのだから、「働く若者」の人数も減って当然です。
それがニートの増減と関係があるかどうかは、
「人数」の変化を見るだけで分かるハズがありません。
つまり、社会変化の本質を見る上で大事なのは、
「人数」ではなく「比率」で見ることじゃないのか?とコウモリは思うのです。

では、働いている若者の「比率」はどう変化したのでしょうか?
人数だけではなく、比率も減ったのでしょうか?
コウモリは「比率」で語る人を見たことがないので、自分で調べてみました。
それをグラフにしたのが、これです。


グラフの上部を見て分かる通り、15~34歳における「働いている人の割合」、
つまり「就業者」の割合は、この30年ずっと58%前後で、ほぼ一定なのです。

ね? 
「働かない奴が増えた」というのは、まちがいでしょ?

「人数」だけをみたら確かにそうかもしれないけれど、
「比率」でみてみたら、実は昔から何も変わってないんだ、と気が付きますね。

「そんなの嘘だ! 失業率も高くなっていると聞くし、ニートも増えてると聞くぞ!」
そう思われるかもしれませんが、落ち着いて考えましょう。
たしかに、ニートは増えています。
今度は、グラフの下から見ていきましょう。

国勢調査の「その他・不詳」に含まれるのがニートです。
この30年で、1%→8%と増えています。*1
完全失業者も増えています。
この30年で、2%→5%と増えています。
じゃあ、その分だけ減ったのは…?
そう! 「家事をする人」です。
この30年で、16%→8%と減っています。

「ニートが増えたってことは、何かが減っているハズ」
でも、それは「働いている人」ではありません!
「勉強している人」でもありません!
グラフを見れば分かる通り、「家事をする人」が減ったのです!
その意味するところは、次回に説明するとして…

このグラフ、面白い見方もできます。
例えばアリの社会では、外に出て動くアリと、外に出ないアリ、
それらが常に8:2の比率を保っていることが知られています。
 → 『働かないアリに意義がある』

これ、日本のニンゲンだっておんなじじゃないか、と見ることもできるのです。
よくある比喩の話だと思わないでくださいね。統計数値の話で言っています。
「就業者と通学」は、8割の「外に出る働きアリ」。
「家事・完全失業者・その他不詳」は、2割の「外に出ない働かないアリ」。
そう見ると、ニートが増えようが失業者が増えようが、比率はほぼ一定。8:2のまま。
データをちゃんと並べて眺めてみれば、そんな風に見えてきませんか?
(有名ニートのid:phaさん、これみんなに言っといてー。…もう言ってるのかも知らないけど)

いや、本当のこと言うと、
外に出ない「働かないアリ」って言い方も、あまりしっくり来てなくて、
「働く」というコトバの世間的な使われ方にイラッときている部分があるのですが、
それはまた、おいおい説明していきます。

コウモリは、どこが本質かを見極める目を持つことが重要だと思います。

ニート増加の本質って何でしょう?
それが表す「働き方・生き方」の変化って何でしょう?

ニート問題の本質って何でしょう?
それが表す「社会の問題」って何でしょう?

このあと、それらについて新たなグラフをもとに説明していきます。

つづき
 →ニート増加の本質って何?(作成中)

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 →社会関連のオススメ記事

*1:ただ、ニートの実態把握は難しく、さまざまな統計によってまちまちです。そこでひとまず、労働力調査の「その他・不詳」のぜんぶをニートと仮定して表現しています。人数的には、他のどんな計算よりも多く数えることになります。

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