彼氏は日本人。彼女はフランス人。

日本人とフランス人の国際カップルの記録

社会環境はどう変化したか ー企業がコミュ力を重視する理由①-


概要

0、社会を取り巻く3つの変化

1、都市化

2、グローバル化

3、情報化

 ( 約1000字:約1分 )

0、社会を取り巻く3つの変化 

①都市化

国内的な変化として、農村部から都市部へと人口が移動・集中する都市化に伴い、都市では見知らぬ多様な人間とコミュニケーションをする機会が増えた。

②グローバル化

国際的な変化として、生産・流通・消費までを含む経済活動のグローバル化に伴い、商取引において又は多国籍企業内で世界の多様な人間とコミュニケーションをする機会が増えた。

③情報化

上記が進展する中で、インターネットにより世界の多様な人々と直接つながりえるようになり、またその影響で各人の持つ常識・価値観のばらつきが深まった。

 

以上により、「自分とは異なる相手」とのコミュニケーション能力が急速に求められるようになったと考えられる。以下に、都市化・グローバル化・情報化のグラフと、それらがもたらした変化についての解説を示す。

 

 

 

1、都市化 

  市部人口 37.3%→86.3% (1950年→2005年)

        

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 田舎(郡部)であれば隣近所の知り合いとのコミュニケーションが中心だが、

 都会(市部)では「見知らぬ人間」とのコミュニケーションが多くなる。

 また都会は人口密度も高く、田舎に比べて「より多くの人間」とコミュニケーションをとる機会がある。つまり、都市化によって、求められるコミュニケーションが質・量の両面で変化したといえる。

 

 

2、グローバル化 

 輸出入総額 2倍  (1980年→2010年)

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戦後の経済発展により、輸出入総額も右肩上がりに増え続けていたが、1980年代からは緩やかな伸びとなっていた。しかし、21世紀前後からまた急増しはじめる。これが経済のグローバル化を表している。

 外国企業との商取引が増えて他国の人間とコミュニケーションをとる機会が増えたり(海外出張など)、多国籍化した企業内でも他国の人間とコミュニケーションをとる機会が増えたり(海外転勤など)、経済のグローバル化は世界の多様な人間とコミュニケーションをとる機会を作り出している。

 

3、情報化

  流通情報量 2倍  (2001年→2009年)

            

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 インターネットの普及等による情報化で、情報の流通量は2倍に。しかし消費量は1.1倍に留まるため、単純計算した「他者と同じ情報を消費している確率」は、2009年では2001年の55%となる。言いかえれば、以心伝心で会話が通じる確率は8年のあいだに約半分になったのだ。*1

 

つづき

 → 子どもの成長環境はどう変化したか ー企業がコミュ力重視する理由②ー

 → 

 

*1:※ただ、流通情報の中には多くの人が共通して消費するものとそうでないものの比重があるはずで、また流通情報には内容が重複しているものも多くあると考えられるため、実際には同じ情報を消費している確率はそこまで低くないはずだ。しかし本書の出版(2013年)時点では調査の2009年時点に比して更に流通情報量は増えているはずで、一方で人間が消費できる情報量が劇的に変化することもないため、もしかすると以心伝心が通じない確率は現在もっと高まっているのかもしれない。

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