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フランス女性と同棲中

ナンパしたフランス人と同棲する高卒ニートの整理と極論

読まれる文章には、「わかりやすさ」と「おもしろさ」、どっちが大切?

概要

 1、同じエピソードで、どう違いが出る?

 2、最後まで読んでもらうには? (滞在時間)

 3、他の記事も読んでもらうには?(直帰率・離脱率) 

 4、まとめ:わかりやすさ vs おもしろさ 

( 約3500字:約3分30秒 )

 

1、同じエピソードで、どう違いが出る?

 「どうすれば、自分の思いを伝えられるだろう?」

 「どうすれば、ブログの文章を読んでもらえるだろう?」

そのことについて、とても面白い発見があった。きっかけは、chikirinさんの「ブログ企画」だ。「同じエピソード」を使って、みんなそれぞれに「伝えたい」と思ったことをブログで書いてみよう、という実験企画。参加したブログ記事は、毎日何万人ものアクセスがある「chikirinの日記」で紹介されるという。(→http://bit.ly/JiOwn1

 

「これって面白い企画だ!」と思ったコウモリは、3つのエントリを書いて参加してみた。3つも書いたのには、伝えたいことがたくさん浮かんだという理由もあったけれど、もうひとつ理由があった。どのような「文字数、文体、内容」だと読んでもらいやすいか、それを検証する良い機会だと思ったのだ。そこで、企画通りに同じエピソードを使いながらも、「文字数、文体、内容」、それらが全く異なる3種類の記事を書いてみた。

    →①下半身が29年フリーザでお茄子を買いに行ったらオーガニック

    →②オーガニックて、なんじゃらほい

    →③格差について考える

「参加は1人1記事まで」という決まりがあるわけじゃないけど、3つとも紹介してもらえるかは分からなかった。けれども、chikirinさんは3つの記事全てにリンクを貼ってくれた。 → 「おもしろいか」&「わかりやすいか」(chikirinの日記)

 そして。。。

 始めて日も浅いこのブログ。前日は「21」だった訪問者数は、chikirinさんがリンクを貼ってくれた日には10倍以上になった。翌日も同様。

 もちろん、それらのアクセスのほとんどが「chikirinの日記」のリンクからだ。ということは、もしこの3つの記事を読んでくれた人の反応に違いがあれば、それは純粋に記事の「文字数、文体、内容」に対する違いのはずだ。

 いったい、どんな違いが出るだろう?

 コウモリはワクワクしながら、「google analytics」を見た。

 どうなったのだろう? そして、これから自分はどんな文章を書くべきだろう?

 ①の文章は、おちゃらけ記事。下ネタや時事ネタやパロディをたくさん入れて、こまめに引っかかりを作ることで「文体のおもしろさ:funny」を重視した2500字。

 ②の文章は、社会派記事。専門家の意見や社会データを紹介しながらも、極端な結論を提示することで「内容のおもしろさ:interesting」を重視した3500字。

 ③の文章は、chikirinファン記事。格差に関連する「chikirinの日記」の過去エントリ10本を要約してリンクを紹介することで、chikirinの日記からリンクを辿ってきてくれた人にとっての「わかりやすさ:plain」を重視した2500字。

 さて、どんな違いが出ただろう?

 

2、最後まで読んでもらうには? (滞在時間)

 まず分かった1つ目の「違い」は、「滞在時間」だった。③だけが約3割も滞在時間が長かったのだ。

 けれどもコウモリはこの数字を見た当初、少し変だと感じた。なぜなら、文字数は①と③が約2500字、②が約3500字だからだ。つまり、字数で言えば、それを読むのにかかる時間は「②>①③」のハズ。でも、実際の滞在時間は「③>①②」。

 文字数の多い文章②が敬遠されたわけでもなさそうだし、どうやら文字数は無関係のようだ。では、なぜ③だけ滞在時間が断トツで長かったのだろう?

 おそらく「わかりやすさ」を重視した分、文章③は最後まで読んでもらえた。けれども、おもしろさを重視した文章①と文章②は最後まで読んでもらえなかった。そういうことだろう。これはコウモリにとって、1つの重要な気付きだった。

 でも、、、もう1つのことにも気が付いた。

 「自分が読むのを止めるときって、どんなときだっけ?」

 コウモリが読むのを止めるのは「わかりやすさ」に原因がある場合ではない。あまりにも酷い場合を除いて、「最低限のわかりやすさ」さえあれば、ほとんど気にせず読んでしまうからだ。じゃあ、一体どんなときに…そう考えて、やっと気が付いた。コウモリが読むのを止めてしまうのは、「先が長そうなとき」だった。具体的に言えば、スクロールの量で決めていた。

 そう考えて、もう一度チェックしてみた。文字数ではなく、今度は行数を。

 はたして「③は約100行、①②は約200行」だった。文体の都合上、①は文字数が少ない割に、たくさんの改行をしていたのだ。これで納得した。行数が長いと、そのスクロール量を見て、途中で捨てられてしまった可能性が高いのだと。

行数とスクロール数の少ない分、文章③は最後まで読んでもらえた確率が高く、行数の多い文章①②は最後まで読んでもらえない確率が高かった」のだろう。

 文字数ではなく、行数を削る!

 コウモリのように長い文章を書く人は、「わかりやすさ」に加えて、「行数」にも注意した方が良いかもしれない。行数を抑えることで、最後まで読んでもらえる可能性は上がる。もちろん、適度な改行も必要だと思うけれど。 

 

3、他の記事も読んでもらうには?(直帰率・離脱率)

 ただし。実はもう1つ、大きな「違い」があった。先程とは全く反対の違いが。

 それは、「他のページも見に行ってくれた人の割合」だ。③の文章だけが、①②に比べて約3割も低かったのだ。もっとも滞在時間が長く、最後まで読んでくれた人が多かったハズの文章③だが、他の記事も読みたいとは思われなかったようだ。 

 

f:id:Rlee1984:20131221084349j:image

(ここでは、どのくらい他のページのリンクを踏んでくれたのかを「閲覧率」と呼ぶことにしている。この閲覧率は、google analyticsの「直帰率や離脱率」という項目から計算した。)

 

 きっと、「わかりやすさ」を重視してサラッと読めるものを書いても、読んだ人が「このひと面白いこと言うね、他の記事も見てみよう」とは思わないのだろう。つまり、他の記事も読んでもらうためには、「おもしろさ」の方が重要なのだろうとコウモリは思った。

 実際、他のデータもそのことを示していた。ブログを始めて1ヶ月、コウモリの中で1番「わかりやすさ」に自信がある記事Xは、1番たくさんの人に来てもらえて(PV数は大)、最後まで読んでもらえた率も高かったと思う(滞在時間も大)。それなのに、記事Xから「他のページにも見に行ってくれた」人の割合が極めて低かった(閲覧率は小)。

f:id:Rlee1984:20131221090035j:image

平均  :ブログ開始1ヶ月、25記事の平均。

記事X :日本のマナー。ホーム整列はキレイなのに妊婦を手伝わない理由と対策

 

 

4、まとめ:わかりやすさvsおもしろさ

「わかりやすさ」を重視すると、その記事を「最後まで」読んでもらいやすい。

でも、他の記事まで読みに行ってくれる人は減る(閲覧率↓)かも。

「おもしろさ」を重視すると、読んだ後に「他の記事まで」読んでもらいやすい。

でも、その記事を読みに来る人や最後まで読む人は減る(PV・滞在時間↓)かも。

 

 もちろん、文章を書く上では両方が大事なんだと思う。コウモリはバカなので、上手く両立ができないだけかもしれない。

 けれども、その両立が難しいコウモリのような人にとっては、どちらを重視するかで「トレードオフ」があることを意識しながら、「どんな人に、どんな思いを伝えたいのか」を明確にすることが大事なんだろうな、と思った。

 たくさんの人に向け「わかりやすく」書くのか。(短期PV・滞在時間を重視)

 コアな層に向け「おもしろく」書くのか。(閲覧率・長期つながりを重視)

 「わかりやすさ」vs「おもしろさ」。経営・マーケティング用語で言えば

 「コモディティ化」vs「ブランド化」の方針の違いと言えるかもしれない。

 自分がいま、どちらの方針で文章を書いているのか。その確認として、

 「滞在時間」vs「閲覧率」。それを確かめてみてもいいかもしれない。

 

 では、これを踏まえて。次は「誰に向けて書くのか」の違いを詳しく、グラフにします。

 つづき→コンテンツの基礎理論 「おもしろさ」と「わかりやすさ」の比較グラフ

 

今回の自分用のまとめ

「わかりやすさ」は滞在時間やPVに、「おもしろさ」は閲覧率につながる。両者にはトレードオフがあり、伝えたい相手が「多数のひと」か「少数のファン」か、自分の文章を「コモディティ化」したいのか「ブランド化」したいのかを見極める必要がある。

 

追記

 ①②③の文章を、上のように意識して書いたつもりだったけど、もしかしたら、他の人の目から見ると「違うもの」が見えているかもしれない。そうすると、ここに書いた結論とは違う、「別の答え」が見つかるかもしれない。もし「別の答えを見つけた」という人がいたら、ぜひコウモリにも教えてほしい。ツィッターのリプライやブックマークコメントなら確実に見ますので、もしお気づきのことがあれば、よろしくお願いします。

 

参考:検証に使った3つの記事

   →①下半身が29年オーガニックでお茄子を買いに行ったらオーガニック

   →②オーガニックて、なんじゃらほい

   →③格差について考える

 

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