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フランス女性と同棲中

ナンパしたフランス人と同棲する高卒ニートの整理と極論

「女は問題解決を求めない」は傲慢です -問題解決は4パターン 理論編-

概要 

1、問題とは何か       → 認知マトリクスと問題ゾーン

2、問題解決の4パターン   → 「関心・良悪」×「自分・対象」

3、まとめの図解       → 問題解決マトリクス

 (約4300字:約4分20秒)

 

1、問題とは何か

 ほとんどの問題解決は、4つのパターンに分類できます。けれど、このうち1パターンしか知らないバカが、「女性は問題解決ができない」「女性の相談は問題解決を求めていない」などと思い込むことがあります。昔のコウモリがそうでした。男子校出身で、女性と話すたびに挙動不審になってしまうようなコウモリは、「問題解決」の本当の意味を分かっていなかったのです。

 そこで、当時のコウモリと同じように困っている方のために、あるいは困ってはいないけれど整理したいという方のために、ここでは「4パターンの問題解決」を図解します。わかりやすくするため今回は、「わたし太った;」という問題提起への解決方法として考えてみましょう。

 「わたし太ったぁ >_<;」という発言に対して、バカなコウモリは「じゃあ、ダイエットすれば?太ったのが問題だと思うなら、痩せるしかないと思うよ」のような答え方をしていました。あるいは、礼儀として別のコトバをと使うべきかと考え「そんなには太ってないと思うよ」のように答えることもありましたが、アタマの中では「痩せるしか根本的な解決方法はないでしょ」と思っていたのです。そうしていつも、話しかけてくれた方のしかめっ面を拝むことになりました。ときには「そうだね、ダイエットしようかな」のような答え方をしてくれる人もいたけれど、それは少数派でした。

 なぜしかめっ面をするのだろう?太ったことが問題なら、痩せるしか解決方法はないではないか。あるいは譲歩して、「そんなには太ってないと思うよ」とさえ言ったのに。自分は正しいことを言っただけなのに、どうして変な顔をされるのだろう。当時のコウモリはそう考えることさえありました。「問題」の意味を理解せず、そして「問題解決」の本当の意味を理解しない、傲慢な動物だったのです。

 しかし、しかめっ面をされるということは、自分の返答が間違っているということです。あるとき自分の人間適正の低さを自覚したコウモリは、人間の仲間に入るべく改善に努めることを決意しました。そうして、まわりの人間の普通の会話を観察してみたのです。すると、「わたし太ったぁ;」「そんなことない!ぜんぜん太ってないよ~」などの答え方が多いのに気が付きました。

 いえ、正確に言えば、その答え方は知っていました。知ってはいたのだけれど、それも1つの問題解決だとは気が付いていなかったのです。「それは問題解決ではなく、ただ問題を先送りしているだけではないか」と考えていたからです。けれども、ある瞬間に、コウモリは理解しました。ある図で考えれば、「これもひとつの問題解決なのだ」ということに気が付いたからです。

 その図とは、「認知マトリクス」です。いつも図で考えてしまうクセのあるコウモリが作った図なので、下記の記事で説明したのですが、再度簡単に説明します。

「好きの反対は嫌いじゃなくて、無関心」ってどういう意味? - コウモリの世界の図解「好きの反対は嫌いじゃなくて、無関心」ってどういう意味? - コウモリの世界の図解

概要1 その言葉って、なんかヘン!と思う理由2 「好き・嫌い・無関心」、図解すると、こういう意味!3 ただ…どうして「嫌い」じゃダメなの?を超図解1 そのコトバ...

人間が何かを認知判断するときには、「①関心、②良悪」の順番で価値を判定する、その①軸と②軸を図にしようというものです。詳しい説明は省きますが、この認知マトリクスを使って「問題」を図解するとこうなります。 

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 図に示したように、人間にとっての「問題」とは、①関心のある対象が②悪い状態にあると③感じること、です。

 

2、問題解決の4パターン

 今回の例で言えば、「①自分の体重が②太っていると③感じること」が問題です。それに対して、「ダイエットしたら?」という解決方法を図示してみましょう。

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太った「悪い」状態を、痩せた「良い」状態に変化させること。たしかにそれは、この問題ゾーンから脱出するための1つの方法です。けれども、問題解決はそれだけではありません。他にも3つの方法がありうるのです。そして、話しかけてくれた人が、どのような問題解決を望んでいるか・あるいはどのような問題解決がその人に適しているかによって、自分の返答を臨機応変に変えるべきなのです。

 そのことを理解したコウモリは、人間とのコミュニケーションに感じていた不都合が、ずいぶんと少なくなりました。例えば、2つめの問題解決として、先ほど挙げた「ぜんぜん太ってないよ」という解決方法を図示してみましょう。

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対象の「状態」を変えるだけではなく、対象への「感じ方」を変えること。太ったかどうかというのは、あくまで「感覚的なもの」であって、絶対的な基準があるわけではありません。BMIなどの指標もあるけれど、その数値のどこからを自分にとっての問題だと捉えるかは、個々の人間の感じ方次第です。人間にとっての「問題」とは、感じ方によっても大きく左右されるのです。

 そして、このような感じ方の変化による解決を「問題の先送りだ」とする考え方に対しては、こう問い返してみましょう。「死」という人間にとって究極の問題を、ご自身はどう解決しているのですか、と。

 「死」は人間にとって、関心の高い重要な対象であり、避けたいと思う悪い状態のものです。けれども、たとえば次のような人間を「死の問題を解決していない」と言えるでしょうか? 毎日、死ぬことを考える暇もないくらいに仕事や遊びに夢中で過ごし、その中でも全てを忘れて夢中になっていた「楽曲の制作」を終えた瞬間に、力尽きて死んだ人間。このような人間は、「死」という問題を先送りしたと言えるでしょうか。まさか、そんなはずはないでしょう。あるいは今までの人類で、「死」という状態を良い状態に変える、つまり「不老不死」という形で問題解決を達成した人間はいるでしょうか。

 そう考えてみると、「問題」には、「対象の状態」を変化させることで解決することが適しているものと、「自分の感じ方」を変化させることで解決することが適しているもの、その2通りがあると分かるはずです。たとえば「死」は、重要な問題ではあるけれど、いつも「関心」を寄せるべき対象ではないかもしれないし、あるいは多くの宗教では「悪い」ものだという捉え方を変化させることで解決を図ります。このように、そのときどきで「感じ方」を変化させることで、人間は問題解決を図っているのです。

 少し学問的な言い方をすれば、「世界の物事の状態」を中心と見る理系的・唯物論的・実在論的な考え方だけでなく、「人間の心の感じ方」を中心と見る文系的・唯心論的・観念論的な考え方も取り入れよう、ということです。そうして考えてみると、どのように「感じ方」を変化させるかによって、さらに2種類の問題解決方法があると気が付きます。 

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「太った」という対象の状態を「悪い」と捉えて感じるのではなく、「太る方が良いのだ」という方向に、価値観を逆転させる方法です。問題ゾーンから脱出するのではなく、問題ゾーン自体の位置をエイヤッと変えてしまうのです。けっこう劇的な解決方法で、荒療治にも見えるかもしれませんが、これは非常に重要な解決方法です。この方法に近いものを「酸っぱいブドウ」などと揶揄する言い方もありますが、それは「問題」を狭く捉えた見方です。

 たとえば2013年の日本では、「痩せている方が良い」という価値観が主流ですが、アフリカでは「太っている方が良い」という価値観が主流です。人間の価値観の多くは、周囲の文化や習慣に大きく左右される相対的なものであり、自身がどの価値観を選択するかは「自由に選択してもよい」はずなのです。世界のどの文化とも接続できるようになった現代においては、特にそれが強まっていると言えるのではないでしょうか。今までの価値観が絶対に正しいなどということはありません。自分に合った価値観を選ぶ、その結果として、それまで「問題だ」と思っていたものが「問題ではなくなる」。それも1つの問題解決なのです。

 もういちど繰り返します。「良い悪い」という価値観の枠組みを変えてしまうこと、それも1つの問題解決なのです。

 あるいは、価値観を変化させる方法として、次のような解決方法もあるでしょう。

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「自分の体重に関心を持っていて、太っていることが悪いと考える」価値観のうち、今度は前半の「関心」の枠組みを変化させる方法です。

 実際に、「自分」という対象への関心・重要性が高すぎるために当人が「問題だ」と感じているだけで、他人から見れば全くどうでもいいことって多いですよね。あなたの体重が100gや200g変化したところで誰も気にしないよ、ということを理解するのも、ひとつの問題解決なのです。

 ただし、自分の価値観を変えて「関心」を下げることは難しいものです。③と同じように、問題ゾーンの位置そのものをエイヤッとぶん投げる、価値観の転換が必要だからです。それは、他人から見える以上に難しいものがあります。けれども、「他者の視点を取り込む」ことで、自分への関心という価値観を逆転させるこの問題解決も、とても重要なものだと思います。

 もういちど繰り返します。他者の視点を取り込むことによって「自分の価値観」を変化させ、「関心」を適切な水準にまで切り下げること。これも、ひとつの立派な「問題解決」の方法なのです。

 

3、問題解決マトリクス

 さて。

 いま、認知マトリクスから導かれる4つの「問題解決」パターンを紹介しました。これを、あらためて整理し直すことで、「問題解決」の意味を定義してみましょう。

コウモリが考える「問題解決」とは、「問題ゾーンからの変化」だ。

何を変化させるのか? 

「対象の世界」か、「自分の価値観」か。

どう変化させるのか? 

価値の「良悪」を上げるか、重要性や「関心」を下げるか。

この、何をどう変化させるかを組み合わせた4パターンが、問題解決だ。

言葉だと少し分かりづらいので、以上の定義を図示して、問題解決マトリクスを作ってみます。

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これが、ここまで述べてきた4つの問題解決パターンです。こうして考えてみると、①だけを問題解決と思い込み、「しょせん女は問題解決なんて求めてない」と言ってしまうことの傲慢さが分かると思います。②③④の問題解決を知らないことから予想してみるに、この種の傲慢さは、世界の感じ方や自分の価値観を変えなくてもスムーズに生きられるくらい「有利な立場にある人間」に多いのかもしれません。

 自分には見えていない世界が、そこにあるのかもしれない。自分には見えていない言葉の意味が、そこにあるのかもしれない。そうやって、謙虚に世界の全体像を探ろうとしてみれば、気付けることがあるハズだとコウモリは考えます。コウモリは重度のコミュ障を抱えたバカな高卒ですが、「図解」して実際に「見えるようにする」ことで、「それまでは見えていなかった世界が見えてくる」ことがあると信じています。(そうやって、新しい図解・新しい見え方・新しい世界を発見することが、コウモリにとっては何よりも楽しい時間であり、生きている価値です。)

 では。人間にとって、問題の解決方法が4つあるのだとすれば。

「どのような場合に、どのような問題解決が適しているのだろうか?」

 問題解決マトリクスをアタマの中に描いたコウモリは、多くの人間が感覚的に処理しているこの4つの選択について、詳しく考えてみました。その4つをどう選択するか、それこそが、人間の「臨機応変」なコミュニケーションなのだと感じたからです。人間適正が低く「臨機応変」が苦手なコウモリが、超音波ではなくコトバでのコミュニケーションで人間の仲間に入れてもらうためには、それを考える必要があると思ったのです。

 そこで次の記事では、「どのような場合に、どのような問題解決が良いか」を実践的に考えてみようと思います。 

 

→つづき 

「わたし太った;」娘への答え方を考える -問題解決は4パターン 実践編- - コウモリの世界の図解「わたし太った;」娘への答え方を考える -問題解決は4パターン 実践編- - コウモリの世界の図解

概要1、 問題解決の4パターンを復習2、Ⅰ文化祭一カ月前の「わたし太った;」への答え方Ⅱ文化祭当日の朝の「わたし太った;」への答え方3、さいごに( 約4800字...

→関連:コミュニケーション

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