彼氏は日本人。彼女はフランス人。

日本人とフランス人の国際カップルの記録

なぜ炎上は起こるのか 解説後半

概要

前半:なぜ炎上は起こるのか 前半 - コウモリの世界の図解 

 0、炎上について

 1、受信側の費用収益(エンタメ、優越、感染、防衛、判断・探索が容易)

 

ーーーーー今回はここからーーーーーー 

 

後半:( 約4000字:約4分 )

 2、送信側の費用収益(承☆認!、発信コストと発信リスク)

 3、場所の設計   (メディア環境)

 

今日の図解。

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2、送信側の費用収益

意図せず炎上しちゃったパターンと、あえて炎上させる釣りパターン、それぞれで説明したかったのだけど、長くてムリだと判断したので、「釣り」については次回書くことにして、言いたいことをちゃっちゃとまとめる;

 収益 承認 

 承認てかその欲求って、もう幅広い使い方がある収益箱なので、ぜんぶこの箱に入れちゃうことにする。

 まず、一般人や学生のtwitter炎上やブログ炎上と、著名人や地位ある大人のそれらでは、ちょっと種類が違うので、分けて考えよう。

 前者は、「罪・嘘・悪口」を仲間に言うことで楽しみたいっていうのがメイン利益。その中には、「これマズいかな…でもいいよね、みんな?」って確認することによる罪悪感の消去もいくぶん含まれるかもしれない。ひとまずここでは、ぜんぶ含めて周囲からの「承認」と呼ぶことにする。

 一方の後者は、承認おねだりに積極的じゃないものが多い。バレてしまったとか、うっかり口をすべらせたとか、もしくは発言や行動への受容予測を見誤ったとか、そういう消極的なのが多いと思う。つまりこの場合には、「承認」利益はそんなに見込んでなかったはずだ。

 じゃあなんで、後者のような場合も炎上につながるのか。そう考えると、「承認めあてにバカやっちゃうから炎上するんでしょ」ってのは、お門違いで、それはあくまでオマケの理由でしかないと分かる。なぜ炎上が起きるかって話の根本的な理由は、費用側の観点に見るべきだと思う。

 

費用 発言コストと認知コストとリスク

twitterもブログも、ネットによって個々人が思いや考えを発信するコストを大幅に引き下げた。それまで、大勢の人に向けて話したり行動したりすることは、とっても大きなコストのかかることだったのが、技術環境の変化で、そのコストが急激に下がった。だから、一般人も炎上に巻き込まれやすくなった。

 承認という利益めあてにしろそうじゃないにしろ、発信のコストが大きく下がったって意味では同じ。なので、こっちが炎上が起きる理由の本丸。

 そんで、ここからがいちばん言いたかったことなんだけどね。炎上をバカにする見識ある方々は、「大勢に見られ読まれる可能性があるくらい、考えれば分かるんだから、そこのリスク管理しろよバカ」と仰る。これ、誰とは言わないけど、ほっとんどの見識あるらしき大人たちが、そういうことを仰る。

 でもさ。よく考えれば分かるんだけど、この手の見解って「技術革新でコスト下がった→でもリスクあるから思考コストかけろよ」っていう、後戻りの話しかしてないわけだ。アホかと。バカかと。バカって言ってる奴がバカだなやっぱりと。そうコウモリは思っている。言ってる意味、理解してもらえてるだろうか?

 人間はバカだから楽な方にしか進まないし、楽して済むようにしか環境を改善してこなかったわけで(火でも電子レンジでも車でもネットでも、何でもそうだ)、単純に「ちょっと考える苦労を惜しまないようにしよう、それがリテラシーだ」とか言うのは、それは人間とか歴史について無知すぎるんじゃないかと思う。認知コスト上げましょうなんて提案は、無意味すぎる。技術が「進歩」して、「コスト」を引き下げた。それがイマんとこの歴史的な事実だろう。んで、「リスクあるから認知コストかけて考えましょう」なんて後戻りでしかないでしょ、ていう。どう考えたって、逆でしょ!? 「コストは下げたけど、リスクが上がっちゃった。じゃあ次、コストは抑えたままでリスクも下げれるようにしてこっか」て発想になんないわけ!?

 いや、リスクも下げれるような環境設計(サービス提供)には時間がかかるし、お客様目線での発想としては、「当面はリスク下げるために自力で(手動で)考えるコストをかけよう(上げよう)」てのはわかる。それにしたって、「当面は…」ていう条件つきになるもんだと思う。それにしてもイマの識者だかなんだかの意見って、「未来に対して受動的なお客様目線」すぎない? 

  炎上についてコウモリの考える答えはこうだ。ネットでコミュニケーションコストが大きく引き下げられたが、まだそのネット環境やツールは「不十分な整備しかされていない」。「コストは下げたけど、リスクは下げられていない」発展途上のツールだと思っている。今のtwitterやらブログやら、もろもろ。過去→現在→未来と見通す目で見たなら、そんなの当たり前のことじゃん。

 で、炎上とかのリスクが嫌な発信者の多くは、「いちいち大勢に読まれることを考慮するコストかけて発信する」なんて方法はとらず、「いちいち考えるコストなしに発信してもリスクのない、安全で大丈夫な場所を選ぶ」方法をとるだろうし、そういう「場所」が、これからポコポコ生まれてくるだろうと思っている。その「場所」を生むための提案や、あるいは要望を集めていくことが、「意見としてのコトバ」を紡ぐ人間のするべきことなんじゃないの?

 ほんっと、当たり前すぎる前提が抜けているアホな人が多いので言ってやりたいのだけど、ネット環境はまだ、生まれたての赤ちゃん状態ですから! ネット環境に合わせて人間のリテラシー云々って発想がまずおかしいですから! 人間に合わせてネット環境を発達させようって方向にしか未来は進まないですから!

 過去数百万年も、骨格やら脳容量やらに変化のない人間を変えようとするなんて、マジでどうかしてるぜ。変わらんもんは、変わらん。たしかに、ちょっと考えるコストを使う人間もいるだろうけど、そういうヒトは元からコスト配分が上手いので、いちいち識者やらに言われなくてもそうすると思うんだ。で、思考コストの配分が上手くない多数の人間にとっても、より良い未来になる、そのための提案しようぜ、て。

 コストを嫌う人間が、「リテラシー」だか何だかを身に付けてコストをかけて発信するようになるのか、もしくは、怠惰な人間に合わせたシステムやツールが登場して、コストをかけないままリスクもとらなくて済むようになっていくのか。

 未来はどっちだ!?

 あんたら、未来を作る気、あんのか!? 

 

 そういうわけで。未来からもっとも遠い、純然たる高卒ニートの僕は、次回からコミュニケーションの「リテラシー」について話していこうと思う。

 あ、その前にまず、今回は外した「なぜ釣りは起こるのか」を、費用収益から解説するのが次回。 

 送信側のまとめ図解。

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3、場所の設計

 あう; 言うはずだったけど、バカにバカって言うバカにバカって言うことに夢中になって忘れてた。メンドイので、簡単に言っとく。

 べつにFaceBookは好きじゃないけど、例えばあれは炎上は起きない場所だよね?あるいはLineも。それぞれに別の問題は抱えているにせよ。で、

 ①「オープンかクローズか」っていう場所の設計が炎上起きるかどうかでは大きいじゃない? あとブログも、コメント欄をオープンにするかクローズにするか。

 次に、②「ポジティブカウントか、オールカウントか」って部分。『はてなブログ』がプチ炎上しやすいのは、「ネガコメもポジコメも、両方合わせてブコメ数としてカウントして、そのブコメ数をもとにランク付けする仕組み」をとってるからだよね? きっとこれまでに何度も繰り返されてきた話だろうけど、あえて言っておこうと思う。スターの数で人気エントリーとかのランク付けをするとか、もしくはネガコメしたいけどブコメ数としてカウントしないでほしいってときに押すボタンがあるとか。それだけで、はてなブログでの炎上は減るよね、きっと。

 ていうか、ネガコメ含めたブコメを狙い、そこからアクセス増大を狙うっていう『釣り』タイプは、その「ランク付けの仕組み」次第で行動様式が大きく変わると思う。いや、どうなんだろ?って思う部分もあるけど、それは次回に書く。

 そんで、きっと『株式会社はてな』としては、ポジ・ネガ含めてブクマ数を表示することで、全体としての「質より量」を確保したいのだろうと思うし、あるいは炎上が好きな層に使ってもらいたい(そういう人間がユーザ層に多いと思っている、もしくは炎上好きなユーザが遊べる場所としてポジショニングしている)と考えているのだろうと思うけどさ。

 それ、どうなの? コウモリは、最近までネット環境が整ってない場所で暮らしていたので、はてなを使い出した中では新参で、よく知らんけど。はてなブックマークって使いやすいなーと思って、良いねーと思ってるけど、そのランクシステムについては超不満もってるよ? つまんない炎上系の釣り記事を「あ、これ釣りだろうな、パス」ていちいちスルーするのにも認知コストを使ってるわけだし、「この部分は釣りのためにあえて書いてんだろーな」ていちいち発言内容を割引いて読むのにも認知コストを使ってるわけだし。

 少なくとも、それらの思考コストを要するって部分は、僕にとっては不快です。メンドイから。

 id:topisyu さんの提案を僕なりに言い直せば、「ホントは炎上が嫌いだけど、ランクシステムのせいで仕方なく炎上技法を駆使しているタイプが人気ブロガーの中にもいて、その流出によるデメリットがある」と思うよ。

id:jkondo

id:kiyohero

id:developer

id:hatenapr

さん方へ。

 昔から利用しているらしい id:p_shirokuma さんが言うように「その種の議論は何周目だって話」なんだとしたら、何回も出るような不満は改善した方が良いんじゃないの?て思うし。

 なお、「炎上好きは人間の性だ」っていう現状是認的で思考停止した反論については、前回『なぜ炎上は起こるのか 前半 - コウモリの世界の図解』で少し検討したので、その点からもう少しつっこんだ生産的な意見をお待ちしてます。

 →つづき。

なぜ炎上を用いた「釣り」は生まれるのか - コウモリの世界の図解なぜ炎上を用いた「釣り」は生まれるのか - コウモリの世界の図解

概要0、釣りとは1、釣りの収益 ①金銭 ②承認 ③その他2、釣りの費用 ①他のエンタメと比較 ②他の知的意見と比較3、釣りの損失 ①精神支出 ②信頼喪失参考  ...

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